ブッシュクラフトLIFEWORKでは、読者の皆さまのアウトドアライフにイロドリを!をテーマに、
アウトドアインストラクターアシスタントである筆者の体験レビューを、丁寧に解説し、楽しく遊ぶ提案をしています。
ブッシュクラフトとは、森の生活技術を応用したアウトドアの遊びのことです。
ブッシュクラフトとは、森の中で生活する技術を生かして、遊ぶこと。
例えば、野外で宿泊するキャンプや、野外でのお料理が当てはまります。
これっていつもキャンプでしていることじゃん!
そうそう!!
森の中での遊びに、もう少し重点を置き、
サバイバルの技術を取り入れたのが、
ブッシュクラフトキャンプ
ブッシュクラフトキャンプの魅力は、
- ソロでもファミリーでも楽しめる
- いつものキャンプがもっと楽しくなる
- 決まったスタイルのない自由なスタイル
- 遊びが学びになり、災害時にも活かせる
そんなワイルドキャンプの1泊2日の過ごし方を解説します。
楽しそうだけど、いきなり丸ごと取り入れるのは、不安がいっぱい。
そこで、皆さまのキャンプに少しずつ取り入れて、楽しめる方法を併せて、ご紹介していきます。
この記事はこんな方へおすすめ
・ブッシュクラフトキャンプが何か知りたい方
・今のキャンプスタイルに十分満足している方
・少ない道具で、身軽にキャンプを楽しみたい方
この記事を読むとこんなことがわかります
- ブッシュクラフトキャンプを知り、自分のキャンプに取り入れる方法
- ブッシュクラフトキャンプは、ソロでもファミリーでも可能
- ブッシュクラフトキャンプをするために必要なもの
ブッシュクラフトLIFEWORKの運営者
アウトドアインストラクターアシスタント
小学校サバイバルレッスンゲストティーチャー
危険生物対策アドバイザー
ブッシュクラフトとは、森の中で暮らす生活技術を使ったアクティビティー
ブッシュクラフトってガチなキャンプでしょ?!
サバイバル感、満載だよね?
ブッシュクラフトとは、森での生活技術を応用して、野外で楽しむことです。
・ブッシュクラフトを簡単に英語で言うと、”ウィルダーネス(荒野の)サバイバルスキル”
・フィッシング、ハンティング、トラッピング(罠)、トラッキング(足跡)、キャンピング、クッキング。それぞれ要素として別々に読んでいたものが、ぎゅっとまとまったものがブッシュクラフト
・1960年代にオーストラリアのブッシュでサバイバルの道具をクラフトしたというのがブッシュクラフトという言葉の生まれだそう
(自然派ソロキャンプ浪漫 徳間書店 より引用)
サバイバルとの違いは、生きるための目的ではなく、あくまで遊びとして楽しむに焦点を当てていることです。
- ブッシュクラフトは、食料を自分で調達しなければならない!
- テントを使っちゃダメ!
- 道具は最低限しか持ち込めない
- ポータブル電源や電熱ベストを使っちゃダメ!
なんてルールはありません。
自分の匙加減で楽しめるのが、ブッシュクラフトなんだ!
ものすごく自由なんです。
自由すぎるので、その概念が分かりにくくもなっています。
サバイバルの技術を生かしてなので、サバイバルに挑戦もできるし、そんな要素をちょっとだけ取り入れて、ゆるブッシュクラフトでも楽しめます。
そう、実際は、ハードルは高くないんです!
実際に、私の初めてのブッシュクラフトキャンプは、子ども2人と一緒に、テントで寝ました。
火起こしを楽しむ子どもたちと、焚き火でご飯を作るのを楽しむ、ごく普通の母親の私です。
やってみたいな〜という気持ちがあれば大丈夫。
どなたも経験できるのが、ブッシュクラフトだと思っています。
ブッシュクラフトキャンプに最適な場所は、林間サイトをおすすめ
まずは、キャンプの場所選びをしていきます。
ブッシュクラフトってどこでするの?
木がいっぱい生えているところがいいね!
ブッシュクラフトとは、元々森の中での生活技術を応用して遊びに生かすこと。
そのため、キャンプをするなら、木がたくさん生えている林間サイトが適しています。
一般的にいうオートキャンプ場は、
- 区画サイト(線で区切られ、滞在場所が決まっている)
- フリーサイト(自由に場所を選べる)
があります。
ワイルドキャンプを楽しみたい方には、フリーサイトのあるキャンプ場がおすすめです。
フリーサイトの中でも、
- 景色がキレイでひらけた場所
- 木が茂っている場所
があります。
ブッシュクラフトは、森での生活技術を活かして遊ぶため、周辺に木がたくさん生えている場所がより楽しめます。
ブッシュクラフトにおすすめなキャンプ場
- 林間サイトであること
- フリーサイトであること
- 着火剤として、利用できそうな、木の枝や松葉などが落ちている自然環境
そんな条件を満たす、おすすめキャンプ場をピックアップしてご紹介します。
実際に訪れたキャンプ場で、ブッシュクラフトキャンプに最適と思ったキャンプ場のレビューです。
直火可能でブッシュクラフトキャンプを楽しめるキャンプ場
ブッシュクラフトに直火は絶対条件ではありませんが、より自然との距離を身近に感じたい方におすすめです。
もちろん、直火でなく焚き火台を使用しても大丈夫なサイトです。
▶︎【山梨県:浩庵キャンプ】本栖湖畔で富士山を望む絶景ポイント!ゆるキャン△の聖地
▶︎【長野県:ライジングフィールド軽井沢】標高1,200m国立公園内の大自然!直火可能エリアあり
直火不可ブッシュクラフトキャンプを楽しめるキャンプ場
いつも使っている焚き火台を使って、ブッシュクラフトキャンプを楽しみたい方にぴったりなのが、こちら。
▶︎【長野県:五光牧場オートキャンプ場】牧場跡地の広大な敷地は夏は涼しく最高のロケーション
▶︎【長野県:野田平キャンプ場】夏のみオープン!川遊びや魚釣りもでき遊び倒せる林間サイト
▶︎【山梨県:本栖湖キャンプ場】本栖湖畔の松林が広がる富士山の麓
ブッシュクラフトキャンプの最低限な持ち物
荷物は最低限なんでしょ?
ルールはないよ!自分の必要なものを持っていけば大丈夫
ただ道具が少なくて済むのが、ブッシュクラフトキャンプの魅力でもあります。
これに自分の必要なものを加えて、自分だけのスタイルを作っていきます。
私は、この他に
を基本的に持って行っています。
その他、必要だと思うものを加え、随時持ち物を調整しています。
- なくてもいいかな?と思うものを家に置いて出かけてみることから始めよう
- 最初はデイキャンプからのスタートもおすすめ!
いきなり泊まりは荷物も多くて大変なことも!
まずは宿泊道具がいらないデイキャンプは手軽に始めることができます。
デイキャンプの道具と被る部分もありますが、寝袋やライト類など1泊するのに必要なものを、まるっと紹介しています。
初めてのナイフ選びは、種類が多すぎてわからない。そんな時はナイフの選び方をガイドに後悔しない1本を選んでみましょう。
タープ選びに迷っている方は、タープ選びのポイントや素材の違いについて解説してます。こちらをぜひ参考にしてくださいね!
冬の防寒対策グッズに焦点を当てて、アイテムを紹介しています。寒さに弱い方は、一度チェックしてみてくださいね!
ブッシュクラフトのシェルター(寝床)の作り方:人気はタープ泊!
キャンプ場に到着したら、タープを張る場所を決めていきます。
ブッシュクラフトってテントに寝ないんでしょ?
テントに寝たっていいんだよ〜
ブッシュクラフトスタイルのキャンプは、これ!と明確に決まっておらず、なんでも自由。
そんな中、自然との一体感を強く感じられるタープ泊は、SNSでよく目にするのではないでしょうか。
キャンプ=テントのイメージが強いと、タープで寝るってどうやって寝るのか不安がいっぱい。
ところが、一度タープ泊を経験してみると、
- 開放感
- 手軽さ
で、すっかり虜になること間違いないです。
目覚めた景色、ひんやりとした空気、鳥の声や川のせせらぎの音、朝の日差し、大地の匂いで五感を満たされます。
- 雨、風が強くないこと
- キャンプ場の林間サイトであること
林間サイトでない場合は、ポールを使用すれば、タープ泊できちゃうね。
- タープを張れること
- ロープが張れること
と、意外にシンプル。
タープ泊のメリットは、少ない荷物で野営ができることです。
まずキャンプ場内のどこにタープを張るか決めます。
場所を決定したら、荷物を持って移動を始めます。
タープのおすすめは、アクアクエストのディフェンダーシリーズ。
耐水圧5000mmの防水、耐久性、軽量モデルもあり、用途に合わせて選べます。
一番重さのあるヘビーデューティーを使用していますが、車移動なら問題ないので、耐久性を選びました。
詳細は、こちらへ↓
タープ泊に知っておくべきロープワークは、リッジライン
リッジラインって何?
地面と並行に張るロープのことで、ここにタープを張るんだ。
リッジラインは、洗濯物や、寝袋を干したりと使い勝手が良く、タープを張らなくても覚えておくと便利な結び方。
詳しい結び方は、
- UPIナイフ&ブッシュクラフトインストラクター
- モーラナイフ公認ナイフインストラクター
である、越山哲老さんに習い、実際に練習してみました。
同じ結び方を繰り返すことで、暗闇でもできるんだって!
正直なかなか覚えられなかったけど、何度もやってるうちに体が覚えてくれました。
動画の中で使ってるロープを詳しく紹介しているので、気になった方は、こちらの記事を参考にどうぞ!
▶︎ロープワークが苦手でもできる、リッジラインの結び方を解説(動画付き)
このリッジラインを活用して張る、デイキャンでも活用しやすいタープの張り方を別記事にて紹介しています。ご興味のある方は、こちらからどうぞ!
タープの下で眠るタープ泊
タープ泊は、張り方が自由でいいね!
ブッシュクラフトで使う正方形のスクエアタープには、ループがたくさんついています。
スクエアタープは、
- 上から吊る
- 引っ張る
- 地面にそのままペグダウン
- 間に木を噛ませて引っ張る
ことで、形を変えられます。
ループの位置を変えることで、タープの張り方を変えて、調整可能。
形が決まりきったテントとは違う魅力が、ここにあります。
こんな風に形を変えることができちゃうんだね!
ダイヤモンド張りというタープの張り方だよ。
- ロープに木の棒を結びつけたものを、木の高い位置を目がけて投げる
- 届いたら、ロープを手が届くところまで下ろし、そこを始点にタープを吊る
- タープの後ろ端を折り込み、吊った対角線の両サイドのループをペグダウン
- 間口の左右に当たる2箇所をペグダウン
- タープ中央をロープで結び引っ張る
(CAMPING SOLO 徳間書店 参照)
実際に張ってみたい方は、ペグ打ちポイントを図解で分かりやすく解説しています。
▶︎ビギナーにおすすめ!ダイヤモンド張りのタープの張り方を図解で解説!
その他タープの張り方アレンジ方法の詳細は、こちらの記事で詳しく解説しています。
▶︎知らなきゃ損!スクエアタープを使用した5つの張り方のバリエーションを紹介
ハンモックで眠る、快適ハンモック泊
ハンモックで眠るスタイルは、ハンモックを張り、ハンモックの上に屋根となるタープを張ります。
宿泊しなくても、デイキャンプでハンモックを張るだけでも楽しめますよね!
- ハンモックを自分の決めた位置にセット
- 木と木の間に地面と並行なロープを張る(リッジライン)
- ロープにタープを吊る
- タープの四隅をロープで引っ張り、地面にペグダウン、または、近くの気に結ぶ
ブッシュクラフトの火起こし方法を紹介
シェルターの準備ができたら、いよいよ火起こしの時間です。
焚き火は、直火じゃないとダメなの?
焚き火台でも、もちろん大丈夫!!
森での生活技術を活かして行うブッシュクラフトでは、火起こし方法も、人それぞれ。
その時の気分と環境で、ベストな方法を選んでいきます。
例えば、「今日は、太陽光を使って火起こしをしてみよう。」と
いう目的を作っておくと楽しめます。
どんな道具がある便利か知りたい方は、こちらの詳細記事をぜひ参考にしてみてくださいね!
さまざまな火起こし方法
- 天然の着火剤として、松ぼっくり、白樺の皮、猿の腰掛けを乾かしたものなどを利用
- 弓切り式で火起こし
- 太陽光で火起こし
- ファイヤースターターで火起こし
- 火打ち石を使っての火起こし
「ライターの次に簡単なのが、ファイヤースターターだ。」
とUPIブッシュクラフト&ナイフインストラクターの越山さんがおっしゃっていました。
ファイヤースターターは、金属でできた棒で、金属を擦り火花を飛ばして着火するアイテムのこと。
濡れても拭けば使えるアイテムなので、悪天候時にも役立ちます。
まずは、扱いやすいファイヤースターターで、挑戦してみることがおすすめです。
詳しい火起こし方法は、別記事に書いています。
▶︎虫メガネやサバイバルレンズを使い、太陽光で火起こしをする方法
▶︎初心者におすすめファイヤースターターの紹介から着火のコツを徹底解説
焚き火の組み方のバリエーションが豊富
焚き火の始めの形の違いで、それぞれ素敵な名前がついています。
短時間の焚き火なら、パッと火がつき、短時間で燃え尽きる高いティピー型の組み方で。
三角錐に細い木の枝を組み、中央に火を入れると、全体に勢いよく広がり、炎が高く上がります。
この炎で、暖をとり、次の拠点へと出発するネイティブアメリカンの人々の焚き火スタイルの一つだそうです。
地面を掘りトンネルを作ることで、空気の通り道を作りだすダコタファイヤーピットや、地面を鍵穴の形に掘るキーホール型は、直火でできる焚き火の組み方です。
その他の形は、焚き火台上で薪の組み方を変えれば、日常のキャンプに手軽に取り入れることができるでしょう。
初心者にもおすすめなのが、ロングファイヤーです。
- 燃焼時間が長い
- 朝まで焚き火が持つ
- 料理がしやすい
そんな特徴があります。
2本の木がベースになっているので、その上にお鍋やフライパンを乗せるだけで、簡単にお料理もできます。
料理好きの私は、ロングファイヤーが大好きです。
- 焚き火台を利用して、いつもと違う薪の組み方を楽しむ
- まだ体験したことない火起こし方法にチャレンジしてみる
詳しいロングファイヤーの組み方は、別記事で詳しく書いています。
▶︎焚き火を楽しみたい方に!ロングファイヤーの薪の組み方から活用法までを徹底解説
熾火から炎の作り方を詳しく解説もしています。
フェザースティックの作り方
フェザースティックとは、木を薄く削って、着火しやすくさせた棒状の木のこと。
これがあると、市販の着火剤に頼らなくても、大丈夫!
自分の力で火を起こせる達成感を味わえます。
初めてのフェザースティックにおすすめなのは、木を固定してナイフだけを動かす方法(1箇所で押し切り)
- ナイフを利き手にグー握りで持って、肘を伸ばす
- 聞き手と逆の手で木を持ち肘を伸ばす
- ナイフの根元に当てて、木の棒を持った手を自分の方に引く
フェザースティックを作り、火起こしで使ってみる
その他に、押し切り、引き切りと2つの削り方があります。
もっと詳しくフェザースティックの作り方を知りたい方は、こちらの記事を参考にどうぞ
▶︎初めてでも大丈夫!ナイフの達人に習ったフェザースティックの作り方を詳しく解説
ブッシュクラフトの食事スタイルは、焚き火でごはん
炎が落ち着つき、お腹が空いてきたら、いよいよご飯の支度です。
あ〜お腹空いた〜〜
頑張った後のご飯は、絶対美味しいよね!
温かいご飯をいただくことは、心の栄養と、元気のパワーを与えてくれます。
焚き火の組み方1つで、お料理のしやすさは、変わります。
高火力で高温を維持したダッチオーブンは、食材を入れても温度が下がりません。
そのため、お料理が美味しく仕上がります。
初めての焚き火料理が不安な方が楽しんでいただけるように、成功のコツをまとめてみました。
お料理に向いているかどうかは、自分が作りたいものに対しての以下の条件で変わってきます。
- 必要な火力の維持時間
- 必要な火の状態:赤い炎で作るのか、熾火で作るのか
ダッチオーブンの購入に迷っている方は、こちらを参考にどうぞ!
▶︎買ったら絶対手放せなくなる!ダッチオーブンの魅力と使い方をまるっと解説
焚き火で料理を1品作ってみましょう
簡単にできるレシピを紹介するね!
デイキャンプのお昼ご飯に、チャチャっと作りたい方におすすめ炒めものメニュー
▶︎10分でできちゃう!ダッチオーブンで作る絶品タコライスの作り方
夜ご飯までまだまだ時間がある、じっくり簡単に作りたい方におすすめ煮込み料理メニュー
▶︎ダッチオーブンひとつで完結!初めてでも失敗しない煮込みハンバーグの作り方
とにかく自由なブッシュクラフト:楽しみ方はあなた次第
ブッシュクラフトには、お馴染みのキャンピング、クッキングも含まれています。
キャンピングは、森で過ごすためのシェルター作りであり、クッキングは、野外でのお料理です。
それ以外にも、森の生活技術はたくさん。
ここでは、簡単に内容をご紹介していきます。
食事の時間までに余裕があれば、楽しめそうですね。
ブッシュクラフトは、生活の全てが当てはまっちゃうね!
フィッシング(釣り)
食料の現地調達のうちの一つの方法。
釣りがお好きな方は、キャンプと組み合わせたら、最高です。
なんと!木の皮を細く切って、編んで魚を取る網として使用することも技術の一つとしてあるそうです。
すごすぎる技術に、思わず現代の生活にありがたみを感じてしまいます。
ハンティング(狩り)
都道府県で免許を取得して、狩猟ができる期間に、ハンティングができます。
昔は、狩猟が生活と結びついていましたが、街の暮らしでは、イメージがなかなか湧きませんよね。
そんな狩猟も、ブッシュクラフトという生活技術の中では、生きるための大事な食料を賄う方法。
これを野外でガチでするには、相当な知識と経験が必要だよね。
そんなキャンプスタイルもカッコいいですよね。
各都道府県には、猟友会という団体があり所属して学びながら、狩猟をすることができます。
猟友会に加入すると、地域のハンターと知り合えたり、ハンター保険に入れるというメリットがあり、猟友会に加入して狩猟をしている方が大多数だそうです。
トラッピング(罠)
狩猟の中のひとつ、罠をかけて獲物を狙う罠猟です。
木を削り、組み合わせることで、野生動物を捕獲する技術など、さまざまな方法で生きるための食べ物を調達していました。
日本では、免許を持った人が、法律で定められた猟具を使用して、罠をかけます。
2023年に狩猟免許(わな猟)を取得しました。
受験にあたっての体験談を書いているので、ご興味がある方は、こちらをどうぞ。
トラッキング(追跡)
野生動物の足跡を見つけて、何の動物か探してみたり、想像して楽しむことができます。
キャンプの朝起きて、地面に深くめり込んだ野生動物の足跡を見つけると、ワクワクしませんか。
子どもと一緒に、図鑑を見ながら楽しめます。日本鹿かな?カモシカ?それともイノシシ??
クラフト(モノを作り出す)
必要な食器やお箸を木を削り作ることができます。
お箸を忘れたら、落ちている枝を使って、ささっと削りお箸を作っているベテランさんもいらっしゃいます。
粘土質の土を固めて、焼いて器を作るなんて、古代の生活の知恵そのものです。
自然の中に身を置いていると、1つ1つが歴史の教科書の中の1ページだけじゃないことを実感できます。
ブッシュクラフトの世界は、広くて深いね〜
セリアではウッドクラフト用のカトラリーが販売しているので、気軽に体験できます。
1から作って完成させるのは大変でも、制作途中のものを持ち込み進める楽しさもあります。
ブッシュクラフトキャンプの朝
タープ泊をして、目覚めた瞬間、そこは森の中。
自然との一体感を全身で感じられて最高の気分。
自然と繋がる感覚に包まれる感じかぁ〜
ぜひ一度そんなタープ泊を体験してみてはいかがでしょうか。
朝起きたら、することは火起こし。
と言っても、昨夜の焚き火が熾火になっているので、炎の状態にします。
炎になれば、コーヒーを入れたり、温かい朝食の準備ができますね!
夜の焚き火も美しいですが、朝の明るい時間の焚き火もステキです。
翌朝は、朝ご飯を食べて、撤収作業です。
持ち物が少ないので、撤収は、スピーディーに終わります。
ブッシュクラフトって誰でもできるの?できます!
ブッシュクラフトってソロがメインだよね?
誰でも楽しめるから、ファミリーでもできるんだよ!
ソロキャンパーにとってのブッシュクラフト
森の中で、1人ひっそり静かに佇む姿が、ブッシュクラフトのイメージかもしれません。
ブッシュクラフトと検索してみると、ソロキャンパーの皆さんが多いようにも感じます。
自分のペースで自分のスタイルを楽しめるので、ソロの良さが際立ちます。
初めてのワイルドキャンプには、勇気いるよね。
キャンプサイトには、ブッシュクラフトサイトがあるキャンプ場を利用が安心です。
長野県にあるライジングフィールド軽井沢には、ブッシュクラフト専用サイトがあります。
直火可能なサイトだよ〜!
お散歩しながら、周りのキャンパーさんたちをみるだけで、気持ちはワイルドに!テンションも上がります。
そして、次は、あの方法でやってみたい!ということが見つかる可能性もあります。
または、ワイルドなキャンプに興味がある方々が集まれば、ソログルキャンで、焚き火や料理を共有して楽しめます。
ファミリーキャンパーでもブッシュクラフトはできる!
ブッシュクラフトをサバイバルと思ってしまうと、ファミリーでは難しいと思いますよね。
しかし、ブッシュクラフトは、森の中での生活技術を使った遊びのこと。
そのため、ファミリーでも、もちろんブッシュクラフトキャンプはできます!
少しずつ取り入れてみれば大丈夫!!
家族で一緒に楽しめるのは、良いよね。
キャンプ場の区画サイトではなく、林間サイトを選び、持っていく道具を選定します。
いきなりテントなしで行くことは、ハードルが高すぎてしまうので、
- 火起こしを楽しむ
- 林間サイトを選び、タープを張る練習をしてみる
- 焚き火でご飯を作ってみる
現在のキャンプスタイルに何か一つをトッピングして、ワイルド寄りに変化していくのが、おすすめです。
実際の我が家のブッシュクラフトキャンプは、
タープで寝ることなんて、考えてもみなかった頃です。
タープの魅力を知りたいと興味を持ち始めて、タープ泊デビュー。
母親が、タープで寝ているのが気持ち良さそうで、子どもたちも一緒に。
一年をかけて、こんなスタイルに変化してきました。
遊びを学びに生かす!生きるための優先順位は、シェルター→水→火→食
サバイバルの技術を取り入れたブッシュクラフトでは、遊びがそのまま学びになります。
災害時にも役立っちゃうスキルだね。
実際に生きるための優先順位が、キャンプ当日迷わずできる段取りとなるので、ご紹介します。
- シェルターを作る技術
- 水を確保する技術
- 火に関する技術
- 食に関する技術
この1〜4が、サバイバルな状況に遭遇した時に、必要であると同時に、この順番が優先すべきことであると、
ブッシュクラフトー大人の野遊びマニュアル 川口拓著に書かれています。
川口拓さんは、JAPAN BUSHCRAFT SCHOOLの校長をされていて、各地でワークショップ開催や書籍を出されています。
1、シェルターの確保
シェルターとは、一時的に過ごす安全な場所のこと。
生きるために体温を守ることが大切です。
体温は、夏でも体が濡れていたり風が吹いていたりすれば、わずか数時間で命を落とすこともあるそうです。
2、水を確保する技術
災害時、断水してしまった場合は、まずは、水が必要です。
人間が水を飲まずに生きられる時間は、およそ72時間。
水の確保が難しい場合は、持ち運びのできる浄水器がアウトドア用として販売しています。
最近では、台風被害も多いので、アウトドアのみならずの使用ができ、非常時にも役立ちますね。
川の水は、感染症のリスクがあるため、濾過して、煮沸消毒をするのが安全です。実際に山で使ってみて、やはり、簡単で便利を実感!そんな体験エピソードはこちらからどうぞ。
3、火に関する技術
見ているだで癒される焚き火ですが、体を温め、時には湿気をカラッとドライにさせてくれ季節を問わず必要なのが焚き火です。
火があることで、調理して食事ができます。
火起こし方法は、たくさんあるので、ご自身のやり方で楽しんでみましょう。
マッチや着火剤に飽きてしまった方は、ファイヤースターターという金属の棒を使って火をつける方法もおすすめです。
また、灯りや、殺菌、心のエネルギーとなり役立ちます。
焚き火を活用した料理は、心もお腹も満たしてくれること間違いなしです。
4、食に関する技術
人間は、食べ物がなくても、3週間から30日は生き延びることができます。
それだけ余裕があるため、優先順位としては、最後になります。
大地のパワーがたっぷりの野草を食べたり、飲んだり楽しんでみることもできます。
別記事でタンポポや、ヨモギ、ツユクサの野草について詳しく紹介しています。
▶︎タンポポサラダ、タンポポ茶、たんぽぽコーヒーの作り方を紹介
▶︎ツユクサを使ったおいしいレシピ集。プロに習って実践してみました!
災害に備えて練習することも大切だね!
遊んで、自然に身についたスキルは宝物だね!
(ブッシュクラフトー大人の野遊びマニュアル 川口拓著 誠文堂新光社より出典)
ブッシュクラフトキャンプデビューを楽しもう。思い立ったらゆるくスタート!
ブッシュクラフトとは、森の中での生活技術を応用して遊ぶアクティビティーです。
特別な言葉で括らなくても、キャンプ好きの皆様が普段おこなっていることが、たくさんあります。
アウトドアをもっと楽しくしてくれる要素が、ブッシュクラフトに詰まっています。
- 皆様のキャンプスタイルに少し取り入れてみる
- 新しくブッシュクラフトキャンプを初めてみる
- 親子で自然遊びの時間に取り入れてみる
まずは、ちょっと知るところから始めてみてはいかがでしょうか。
焚き火をしてみる。
フェザースティックを作ってみる。
タープを張ってみる。
経験者が周りにいないし、やってみたいけど、どうやって始めたら良いかわからない。
どんなことするの?とご興味がある方は、実際に参加したワークショップ体験談の記事を書いているので、参考にどうぞ
私は、ブッシュクラフトに出会って、人生が変わった!と心から思っています。
ブッシュクラフトの達人は、必要な道具を森で作って、過ごしている人もいます。
木を削って、スプーンやコップを作ったり、落ちている木で弓を作り、弓キリ式で火起こし(古代の火起こし技術)をみると、驚きと感動の連続です。
写真や動画を見ているだけでも美しく、まさに芸術!
- サバイバル的要素
- 生活技術の学び
- 芸術的な楽しみ
そんな楽しさを感じています。
ブッシュクラフトを体験すると、五感をフルに楽しめ、心がどんどん豊かになると思っています。
いつものキャンプを充実させるブッシュクラフトとの出会いで、ワクワクを一緒に楽しんでみませんか。
それでは、皆さまの素敵な日々にイロドリを。
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