ブッシュクラフトLIFEWORKでは、読者の皆さまのアウトドアライフにイロドリを!をテーマに、
アウトドアインストラクターアシスタントである筆者の体験レビューを、丁寧に解説し、楽しく遊ぶ提案をしています。
ブッシュクラフトとは、森の生活技術を応用したアウトドアの遊びのことです。
タープ泊って、どんな風に張ればいいんだろう?
空間が広くキープできるダイヤモンド張りがおすすめだよ!
ダイヤモンド張りとは、初心者でも張りやすい、居住空間が広く、開放的なタープ設営スタイル。
ダイヤモンド張りの方法を、
図解を使って解説!
森の中で、タープを張るという、周辺木々を使用したワイルドな張り方をご紹介します。
使用タープは、防水性抜群のアクアクエストの3mX3mのスクエアタープです。
大人1人なら、荷物を置いても、スペースに余裕があり、十分すぎる快適空間。
大人2人利用でも安心の、地べたスタイルで野営ができます。
この記事はこんな方へおすすめ
・初心者でもできる張り方を知りたい
・タープで野営したい
・森の中でタープを張りたい
この記事を読むとこんなことがわかります
- スクエアタープを活用し、ダイヤモンド張りの張り方
- ブッシュクラフトにおすすめなタープ
- ダイヤモンド張りの居住空間の広げ方
ブッシュクラフトLIFEWORKの運営者
アウトドアインストラクターアシスタント
小学校サバイバルレッスンゲストティーチャー
危険生物対策アドバイザー
ダイヤモンド張りとは?
一点を支点に、菱形になるように張る、タープの張り方です。
先端部分が、庇(ひさし)となり、タープの下で焚き火をしながら過ごすスタイルには、ぴったりです。
このスタイルの特徴は、
何といっても風に強く、安心して野営できるというのがありがたい。
迷ったら焚き火、風、雨に対して抜群の性能を持っているこのスタイルがオススメだ。
タープワーク 誠文堂新光社 荒井裕介著
ブッシュクラフターであり、ワイルドライフクリエーターである荒井裕介さんは、こう語っています。
吊るす場所を一点定めたら、あとは、底辺部分を地面にベグダウンしていきます。
道具も少なく、簡単な手順で、できるダイヤモンド張り。
初めてダイヤモンド張りを見た時、
立体的な形になって、感激したなぁ!
タープの大きさにもよりますが、
外が見え、自然とつながっている感じがするところが、私はとても気に入っています。
ダイヤモンド張りがおすすめな人
ソロキャンや、初めてのタープ泊でおすすめのスタイルだね
ダイヤモンド張りがおすすめな方は、
- 1人時間を静かに楽しみたい
- 閉鎖空間は嫌だけど、開放的すぎは、なんだか落ち着かない
- タープの下で焚き火をして過ごしたい
そんな想いをお持ちの方にぴったりです。
3mの正方形のタープなら、大人1人、または2人は、泊まれるよ
タープを大きくすれば、複数人数で、過ごすことも可能です。
ソログルキャンで、ダイヤモンド張りをそれぞれして泊まるスタイルも、小さい集落のような雰囲気で素敵です。
実際に体験してみたら、プライベートを保ちつつ、一緒に楽しむ時間も共有できるところが、魅力的でした。
ダイヤモンド張りは、見た目もカッコイイ!
タープで野営をしている、自己満足度を上げてくれる張り方でもありますね。
タープ泊の必須道具:タープとパラコードを紹介
タープは、扱いやすい正方形の一片が3mのタープを使って説明していきます。
パラコードは、タフグリッドが、使いやすくおすすめです。
ダイヤモンド張りに必要な道具①スクエアタープは、アクアクエストを使用
アクアクエストは、シリーズ別に4種類のタープを扱っていて、サイズも豊富です。
私が使用しているのは、ディフェンダーシリーズの3mX3mです。
耐水圧が20,000mmと完全防水!
DDタープは、3,000mmだから、4倍ってすごいね!!
アクアクエストは、
- サイズ
- 重さ
- 耐水圧
- 素材
と用途に合わせて選べるので、魅力がいっぱい。
詳しいアクアクエスト情報を知りたい方は、詳細記事を参考にどうぞ。
ダイヤモンド張りに必要な道具②パラコードは、タフグリッドを使用
ミニタリーでも通用するというミルスペックなパラコードが、タフグリッドです。
- アメリカ陸軍が定める基準をクリア
- 実際にカーゴパラシュート用のコードとして使われている
リアルな実用性に対応したパラコード!
100フィートと50フィートがあり、どちらも買いました。
というのも、足りなくて、何度も買い足しました。
今回のダイヤモンド張り以外でも利用できるので、トータルで、現在は200フィート分持っています。
1フィートは、30.48cm
ざっくり、30cmと計算すると、
50フィート | 約15m |
100フィート | 約30m |
(UPI OUTDOOR HP参照)
パラコードは、足りないと困るので、多めに持ってます!
サバイバルなら、木の皮を繋いでロープにしたりするみたいですが、流石にそれはハードル高すぎますよね。
足りない時に継ぎ足して使えるので、いざという時に役立ちます。
ダイヤモンド張りの張り方を図解で解説
道具は、アクアクエストのタープとタフグリットのパラコードを使用しています。
オレンジの印の4箇所がベグ打ち箇所となります。
ペグダウンするループ位置を覚えちゃおう!
全体的な流れは、頂点となるポイントを決めてから、タープの底辺をペグダウンしていきます。
この形を目指して、やってみましょう〜
高い木(4~5m)の枝にロープをかけ、折り返してきたパラコードを固結び。
片結びした後のパラコードの一方を、引き解けむすびにし、タープのループに入れ木の棒で止めます。
オレンジ印が、頂点となり、タープ全体が、パタパタと宙に浮いた状態になっています。
タープを吊る時は、固結びで大丈夫
引き解け結びにすると、解けなくなっちゃうから、気をつけて
次に、底辺を固定していきます。
緑印を持ち、矢印の方向に引っ張りながら、オレンジ印2箇所をペグダウンします。
そして端に出来上がった、三角部分(オレンジと緑でできた三角形)を内側に折り込んでおきます。
矢印方向にしっかりテンションをかけ引っ張りながら、順番にペグダウンします。
これでタープ入口が完成!
次は居住スペースをさらに広げていきます。
内側の空間を広げる
中央のループを引っ張り、居住スペースを広げることで快適に過ごせます。
周辺状況により、2つの方法を選択できます。
- パラコードで引っ張り、周辺の木に結ぶ
- パラコードで引っ張り、二股の木の枝に掛け、地面にペグダウン
これだけで、見違えるほど空間が広くなり、窮屈感がなくなります。
全体的に形を整えたら、完成です!
(CAMPING SOLO 徳間書店 参照)
立木がない場所のダイヤモンド張りは、ポールを使用
周辺に立木がなくても、ダイヤモンド張りは可能。その時は、ポールを1本使います。
その際、上記設営順番1と2が逆になります。
- 底辺を2箇所固定する (STEP2)
- 左右にガイライン(斜めのライン)を張り、ポールを自立させる(STEP1)
ロープワークあるある・・・覚えられないけどどうしよう?
実際にやってみると、どうやって結ぶんだっけ?と結び方が分からなくなることも、よくあります。
そんな時は、こだわらずにやってみるのが一番!
分からないことで、次はこういう風に結べたら良いなぁと思うようになります。
そして、結び方が自然と頭に入ってくるように、徐々になっていくはず。
楽しんでみるとこから始めた私は、
実は、人一倍覚えが悪かった。
だけど、経験を積んでいくと体が覚えてくる!のを実感。
ロープワークは、面白い!と思って楽しむのが一番かなと思っています。
ダイヤモンド張りに適した環境
ブッシュクラフトキャンプに共通していますが、周辺に立木がある場所が適しています。
周辺に立木があると、風をブロックしてくれるメリットも。
木々に安全な太い元気な枝があると、ロープをかけやすいので、自然環境を生かしたタープが張れます。
それでも、風が強い場所ってありますよね。
ダイヤモンド張りが風に強いといっても、できるだけ風を避けられるような場所に張ることが、安全です。
風がどっちから吹いているのかな?
と常に確認して、張る方向を決めていきます。
居住スペースの正面からダイレクトに風が来ないように、
- 風が横に流れるように張る
- 風が後ろから吹くように張る
風が強すぎると感じる時は、危険な場合もあるので、安全面には気をつけてくださいね。
ダイヤモンド張りの方法まとめ
初めてでもチャレンジしやすい、少ない道具で、雨風を凌げるシェルターの作り方を紹介しました。
ダイヤモンド張りに必要な道具
- スクエアタープ
- パラコード
- ペグ4本
記事内でご紹介したタープはこちら
記事内でご紹介したミニタリースペックのパラコードはこちら
一点を支点にタープを菱形になるように、張っていくのが、ダイヤモンド張りです。
- 支点となる場所にロープをかけ、タープを吊る
- 支点の対角となる場所の両隣をペグダウン
- 残り二つの角を地面にペグダウン
- タープ中央部分を後ろに引っ張り張る
基本のタープの張り方をもっと知りたい方は、ロープにタープを吊る張り方を知っておくと便利です。
ブッシュクラフトキャンプで過ごす1泊2日の過ごし方を体験談をもとに詳しく紹介しています。
タープ泊デビューをしてみたい方必見です。
デイキャンプで一度練習してから、タープ泊をするのが安心して過ごせそうですね。
このスタイルでぐっすり眠れるようになり、テントがなくても全然大丈夫になってしまいました。
それでは、皆さまの素敵な日々にイロドリを。
にほんブログ村
ブッシュクラフトLIFEWORKの運営者
アウトドアインストラクターアシスタント
小学校サバイバルレッスンゲストティーチャー
危険生物対策アドバイザー
コメント
コメント一覧 (2件)
初めてのタープ泊はダイヤモンド張りでした。
開放感とプライベート感があってよかったですね〜。
今ではアディロンダックがお気に入りになりましたけど。
やっしの講習のおかげです
衝ちゃんさん、コメントありがとうございます!
初めてはダイヤモンド張りだったんですね。
私もすっかり魅力に引き込まれてしまいました。
アディロンダックなんていう張り方もあるんですね。勉強になります!
今度調べて、やってみようと思います。
ますますタープ泊が楽しくなりそうで、嬉しいです。
タープの張り方で、おすすめがあったら、是非またアドバイスください。