ブッシュクラフトLIFEWORKでは、読者の皆さまのアウトドアライフにイロドリを!をテーマに、
アウトドアインストラクターアシスタントである筆者の体験レビューを、丁寧に解説し、楽しく遊ぶ提案をしています。
ブッシュクラフトとは、森の生活技術を応用したアウトドアの遊びのことです。
キャンプを始めたばかりの頃は、とにかくテントやタープを張れれば、喜びで胸いっぱいです。
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もっとタープをキレイに張れたら、いいなぁ
そんな風に思うことは、ありませんか。
だらんとたるんだタープをキレイに張るには、
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テンションがしっかりかかったロープは、必須だよ〜
まずは、リッジラインと呼ばれる「地面と平行に張るロープの張り方」をご紹介します。
今すぐ見たい方は、こちらから↓
モーラナイフジャパン公式インストラクターである、越山哲老さんに教えていただいた、3回同じ動作をする覚えやすいロープワークを動画で紹介。
さらに、ロープをテンションをかけて張る以外の方法で、どうやったらもっと素敵に張れるかを試してみました。
少ない力でもしっかりテンションかけて張るための方法を、私なりに3つまとめてみました。
- タープを張るスタートを高めに設定する
- 呼吸と合わせて、動く
- 他の木を経由して結ぶ
以上3点をほんの少し気にかけるだけで、テンションのかかり具合がかわります。
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ロープをピンと張れると、役に立つこといっぱい!
タープはもちろん、キャンプで洗濯物や寝袋を干す場所を作れ、災害時などにも非常に役立ちます。
意外とファミリーキャンプでも役立つ技術だったりするので、覚えておいて損はないはずです。
この記事を読むとこんなことがわかります
- 地面と平行に張るリッジラインの張り方
- リッジラインを張るために必要なおすすめロープ
- もっとテンションをかけるためにできること3つのこと
リッジラインとは?地面と平行に張ったロープのこと
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リッジラインとは、2本の木の間隔を利用し、地面と平行に張るロープのラインのことです。(写真では片側のみ撮影)
タープを張るためには、しっかりテンションをかけてロープを張ることが大事です。
片結びでは、結び目を移動できないので、テンションの調整はできません。
スクエアタープは、吊る場所を変えるだけで形を臨機応変に変えられます。
用途や、天候に合わせて色々な張り方があり、ここが魅力の1つです!
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1つ覚えると、色々展開してみたくなるよ〜
リッジラインを活用したデイキャン・春夏秋シーズンにピッタリなタープの張り方はこちら↓
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さらにいろんな張り方バリエーションに興味がある方は、こちらを参考にどうぞ。
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リッジラインに必要な道具は、ロープ2種類と木の枝(トグル)
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- パラコード
- 木の枝
- タクティカルコード
ロープは色々販売されていますが、おすすめをご紹介します。
リッジラインにおすすめは、タフグリッドのパラコード
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なんと!耐荷重340kg!!
ミルスペックと言って、ミニタリーでも通用するレベルの強度。
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どんな状況でも頼もしいね!
雨が降ったり、力がかかってロープが締まりすぎて、切ってしまったご経験はありませんか。
このロープは、他のロープと比較すると、結び目がとても解きやすく優秀です。
「結び目が解けなくて・・・切っちゃった!」そんな方は是非お試しくださいね。
一度使ってみると、他のパラコードとの違いを実感できるはず!
プルージックノットにおすすめは、ATWOOD のタクティカルコード2.38mm
リッジラインに使用したロープより、細いロープを、プルージックに使用します。
2.38mmと細いので、パラコードでちょっとしたアクセサリーを作ったりするのにも最適。
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ロープは、太さ違いであると、アイテムをまとめたり、吊るしたり、便利です。
ランタンやちょっとした荷物を吊る下げ楽しんでいます〜!
リッジラインの張り方【動画付き】
ロープは色々な結び方がありますが、定番が自在結び。
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自在金具なしで、結べる方法が知りたい!!
今回は、ワークショップで教えていただいたレイジートラッカーズヒッチを使っています。
これはモーラナイフジャパン公式インストラクター越山哲老さんオリジナルの結び方。
引き解け結びを3回繰り返し、滑車の要領でロープを力強く引っ張る方法です。
同じ動作を繰り返すだけなので、覚えやすい!ロープワークということで、作られたそうです。
設置や撤収の際に、結び目を作ったり、解いたりする手間がないので、暗闇でも可能とのこと。
レイジートラッカーズヒッチの詳しいロープワーク記載のおすすめ本2冊
![](https://irodori-blog.net/wp-content/plugins/pochipp/assets/img/pochipp-logo-t1.png)
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◆CAMPING SOLO 保存版・ソロキャンプデビューテクニック夏&秋編 徳間書店
p 22〜23に記載
リッジラインだけでなく、野営に必要なスキルがぎっしり詰まった濃厚な一冊です。
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内容が濃すぎて面白すぎる〜!!
教科書的な一冊で、野外に持って行ってじっくりやりながら読むのもおすすめです。
技術の紹介だけでなく、ブッシュクラフトを教えているブッシュクラフターの皆さんの熱いトークに感動します。
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◆荒井裕介著 タープワーク誠文堂新光社
p86〜87 に記載あり
こんなにロープワークがあるのかと驚いてしまうほどの本。
- なかなかキャンプに行けない方
- いつも同じやり方になってしまって何か新しい刺激が欲しい方
- じっくり1人で検証したい方
そんな方にピッタリの一冊です。
とても試しきれないほどのロープワークの数々で、どんなにロープワークマニアでも、きっとこれだけはできないんじゃと思います。
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みているだけでも楽しいマニアックな本だよ!
プロならでの視点で、とても勉強になる本です。
テンションをかけてリッジラインを張る3つの方法
リッジラインをピンと張れても、いざタープをかけると重さで下がってきてしまいます。
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頑張って一生懸命引っ張っても無理。。。
私自身は、力のある方ではなく、標準的な女性レベルの力です。
少しでも読者の皆さんにとって、参考になったら嬉しいです。
1:最初からリッジラインの位置を高めに設定する
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【リッジラインを張る高さの目安】
- 夏:胸の高さくらい
- 冬:腰の高さくらい
大体この辺りにリッジラインを張りたい!という位置を設定します。
その位置に結ぶと、タープが重さで下がります。
それを頭に入れて、無理のない範囲で高めにします。
設置位置が上すぎると手が届かず、力が入りにくくなってしまいます。
大丈夫な範囲をみつけてみましょう。
ちょっと高めに設定したけど、うまくいかない。
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そんな時は、タープ設置後にも解決法があるよ〜
タープ設置後に、木の棒を使ったり、することで、より強くテンションをかけることが可能です。
詳細は、別記事を参考にどうぞ。
![](https://irodori-blog.net/wp-content/uploads/2022/01/5C7CCE32-7696-4BB9-A0DF-CEEA07FBC080-500x375.jpeg)
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2:しっかり体重を掛けて、息を吐きながら引く
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引きたいロープを握った手を動かす時、息を吐きながら、ロープを横に引いていきます。
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お腹に力を入れて息を吐いていくと、パワーが出る!!
バランスを崩さないように、両足を開き足で踏ん張る姿勢も大切です。
呼吸と合わせることで様々なメリットがありますよね。
マッサージは、息を吐きながらツボを押すと、奥までぐっと入ります。
ヨガでは、副交感神経を優位にさせるため、ゆったりとした呼吸法をしています。
そして、最近読んだ”医師が教えるサウナの教科書”という本にも、
水風呂に息を吐きながら入ると冷たく感じない!と著者が語っています。
3:高さのある場所を経由してから、張る
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2本の木と木の間にまっすぐ張る印象のあるリッジラインですが、
どこか高い木の枝に複数箇所ひっかけ、結ぶという方法です。
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何箇所か経由すると力のかかる場所が増え、より強い力でロープが張れる!
例えば、新聞紙を紙紐で縛り資源ゴミに出す時をイメージしてみてください。
角に紐を引っ掛けたら、思いっきり引っ張っていませんか。
引っ掛けることによりテンションがかかり、より強く締まり、新聞紙がズレることなくタイトに縛ることができます。
これと同様の原理で、ゆるゆるリッジラインにテンションがかかるようになります。
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高い木なんて届かないけどどうしよう?
そこを支点にタープを張れます。
聞き手に、木の棒を結んだパラコードを持ち下から狙った場所に向かって、放物線を描くように投げます。
狙った場所に木の棒が届いたら、パラコードを送り、木の棒が手の届くところまで、下ろしてきます。
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一発でとどいたらカッコいい!!
なかなか難しいけど、大人も子どもも夢中になれます。
自分ができた!という小さな成功体験を、積み重ねていける、とてもいいキッカケになります。
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耐水圧20,000mmと、脅威の防水で、雨が降っても安心!快適!
大好きすぎて、すっかり手放せなくなりました。
アクアクエストの魅力を詳しく知りたい方は、別記事に詳細レビューを書いているので、参考にどうぞ。
![](https://irodori-blog.net/wp-content/uploads/2022/07/aquaquesttarp-500x281.jpg)
![](https://irodori-blog.net/wp-content/uploads/2022/07/aquaquesttarp-500x281.jpg)
タープ泊に欠かせない!リッジラインの張り方のまとめ
![log fire](https://irodori-blog.net/wp-content/uploads/2021/11/E107810D-67CD-4435-81B7-2BBD0DDCC163.jpeg)
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今回は、スクエアタープを張るために必要なリッジラインを、ピンと張る3つの方法をご紹介しました。
- 最初からリッジラインを高めに設定する
重さで下がってくるので、気持ち高めにスタートすること - 体重をかけ、息を吐きながら引っ張る
呼吸と動作の連動でパワーアップ - 高さの出せる木を経由してから、張る
何箇所か経由することで、力強く引っ張れる
正直なかなか覚えられないロープワークですが、結構好きです。
タープとロープがあれば、用途や環境に合わせたシェルターを作り、自分スタイルで野営を楽しめます。
タープの張り方アレンジにご興味のある方は、こちらを参考にどうぞ。
![](https://irodori-blog.net/wp-content/uploads/2021/06/outdoor-gb085b9d51_640-500x333.jpg)
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一本のロープが結び方によって、様々な用途に対応できることに感動しています。
タープを活用して楽しく過ごすブッシュクラフトキャンプの始め方を一泊二日の流れで紹介しています。
どんなふうに過ごしているのか、気になる方は、参考にどうぞ。
![](https://irodori-blog.net/wp-content/uploads/2022/06/howtostartbushcraftcamping-500x281.jpg)
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気軽にチャレンジし、やってみるところからスタートと思っています。
私自身も、まだまだ勉強途中です。
間違いもあるかと思いますが、コメント欄でお気軽にコメントいただけると幸いです。
それでは皆さまの素敵な日々にイロドリを。
コメント
コメント一覧 (2件)
毎回わかりやすい内容で見て楽しく、次やってみよう!
って気にさせてくれます。
レイジートラッカーズヒッチなどのロープワークは動画で見ないとわかりづらいものもあるので(素人には)ホントありがたいです!
次回のテーマを楽しみにしてます!
衝ちゃんさん、励みになるお言葉ありがとうございます。
私自身も超素人で、覚えるまでに1年もかかりました。。。
こうしてアウトドアの楽しみを共有できることが本当に嬉しいです。
不定期ではありますが、更新していくので、よろしくお願いします。