冬キャンプを楽しむには、最高の季節。
しかし冬キャンプには、冬キャンプに対応するギアがないと、寒さだけで楽しさを味わえません。
ソト遊びしたいけど、道具がまだ揃っていなくて行けないことも。
そんな時は、ワークショップに参加して、学びの機会を作ってみてはいかがでしょうか。
ワークショップなら、最低限の防寒着があれば、身軽に参加できます。
また、自分スタイルで十分アウトドアが楽しい!と思っているアウトドア上級者にもオススメです。
プロに学ぶとその楽しみも一段と深くなり、新たな発見に気づけます。
楽しいアウトドア時間を、もっと楽しくする方法を知りたくなりませんか。
今回は、2022年2月に岐阜県美濃市で行われたワークショップ【講師:三浦靖司さん】
『冬は焚き火のベストシーズン!?ワンランク上の大人の火遊び』に参加した体験談を語ります。
![bamboo](https://irodori-blog.net/wp-content/uploads/2022/02/43558277-A7BD-49B9-8669-A3986563F90B.jpeg)
三浦靖司さんとは?
三浦靖司さんは、一般社団法人KIDS GO WILD代表理事。
ブッシュクラフト講座や親子サバイバルキャンプなどを、西日本を中心に活躍されています。
また、Japan Bushcraft Schoolのオフィシャルインストラクターを務められている方です。
![](https://irodori-blog.net/wp-content/uploads/2022/02/yasshi.jpg)
ムック本CAMPING SOLO(徳間書店)の特集記事で三浦靖司さんを知りました。
・子どもたちに技術や考え方を伝えたい
・非日常空間でパパ、ママをヒーローにしたい
そんな想いを紙面で読み、とても印象的に残っていました。
私自身、アウトドア歴1年、子を持つブッシュクラフト好きな母親。
自分1人だけじゃなく、子どもと一緒に楽しめることってどんなことがあるんだろう。
そんな想いから、いつか学んでみたいと思っていた憧れのブッシュクラフター。
ニックネームは、やっしさん。以後やっしさんと書かせていただきます。
やっしさんは、すらっと長身でカッコよく、優しい笑顔の持ち主。
説明も分かりやすく、5時間という長い間のワークショップも切り口を変えてテンポよく進めてくれ、時間を忘れるほど。
初めてのワークショップ参加でも、楽しい時間が過ごせることと思います。
こちらから開催予定ワークショップをチェックできます。
KIDS GO WILDのインスタはこちら↓
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直火だからできる!ロングファイヤーを楽しむ
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焚き火台を使わずに、直火で焚き火。
2本の太くて長い木を利用し、焚き火するロングファイヤーを実践。
2本の木の中央部分を燃やします。
![](https://irodori-blog.net/wp-content/uploads/2022/02/7349C795-AE9D-4F40-A101-87A7ADDEF369.jpeg)
雪が解け、地面は雨が降った後のように濡れている状態。
どんな状況でも、火が起こせるようになる良い練習になります。
断熱効果に、たっぷりの笹の葉を敷いています。
そこに、細い木を何本か敷き、太い木を地面から浮かすようにします。
上から、小枝をたっぷり重ねます。
![longfire](https://irodori-blog.net/wp-content/uploads/2022/02/F23A7EB6-863B-48BB-A76F-8FE487E4ABDC.jpeg)
ちょっとした工夫で、雨にも雪にも対応できる火起こしができます。
火口に使用したのは、リップクリーム。
5mm程ナイフで削り、コットンに包み揉み込みます。
こうすると、火口としての燃焼時間がアップ!
会場には、やっしさんお手製の、キャンディーボールというものがありました。
コットンボールに、ワセリンを揉み込み、パラフィン加工してあるので、水にも強いとのこと。
元々のコットンの色なのか、とてもカラフルで、本当にキャンディーのようでした。
![longfire](https://irodori-blog.net/wp-content/uploads/2022/02/9BB9AFC5-A0F6-45FC-8769-57C7713F7BA6.jpeg)
細い枝から、太い枝に徐々に火が移り、大きくなっていきます。
燃えるのは、木と木の接触部分。
木と木をたくさん密着させれば、大きな火になります。
木と木を離せば、小さな火になります。
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火のコントロールがしやすいので、調理するのにも便利なロングファイヤー。
ダッチオーブンをのせ、ご飯を炊きました。
そこへ、やっしさん直伝の鶏めしの具を混ぜ込み、鶏メシの完成!
レシピも教えていただけ、絶対に作りたいキャンプ飯になりました。
![rice with chiken](https://irodori-blog.net/wp-content/uploads/2022/02/7059E43B-A23F-4E24-A31E-5A89839FFFE6.jpeg)
野草探し
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会場の周りは、前日からの雪で真っ白。
野草を探しに行くと歩き始めたやっしさん。
雪をかき分け、見つけたのはタンポポの葉。
細かく切り、スープに入れると美味しいとのこと。
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タンポポの葉が食べれることに本当驚きました。
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実際に、やっしさんが作ってきてくれたイノシシスープに
たっぷりのタンポポの葉とカキドオシをのせて、いただきました。
エグミもなく、あっさりで食べやすい。
![wild grass](https://irodori-blog.net/wp-content/uploads/2022/02/E3CAEF31-760B-4705-A920-F0E9A3F56B27-e1644795918807-800x600.jpeg)
オリジナルブレンドの野草茶をいただきました。
寒い日には、身体を中から温めることが大切と。
4種くらいがブレンドされていて、乾燥したタンポポの花も入っていました。
ドクダミも入っていて、甘みが出るとのこと。とても美味しいお茶で感動です。
色々な種類を集めるのは、難易度が高いので、まずは単体で野草を楽しんでみましょう。
ワークショップ参加後、春を待ち、実際にタンポポ茶を試してみました。
爽やかな緑とお花の優しい香りのお茶に感動でした。
手軽にできるので、親子で外遊びに簡単でオススメです。
タンポポ茶、タンポポサラダ、タンポポコーヒーの詳しい作り方はこちら
![](https://irodori-blog.net/wp-content/uploads/2022/04/tanpopo-500x281.jpg)
まだ乾燥タンポポは、できていませんが、できたら味を比べてみます。
そのほか、野草をいくつか紹介してくださったのですが、名前が覚えられなくて、ごめんなさい。
アウトドア時間を、もっと楽しくしてくれる野草。
一気に好きになりました。
身近にある野草を調べて、遊びの中に取り入れてみると楽しめそうです。
![wild grass](https://irodori-blog.net/wp-content/uploads/2022/02/CED03321-A232-4DB6-B4BE-C4C219A31966-e1644796003964-800x600.jpeg)
ナイフワーク
![moraknife](https://irodori-blog.net/wp-content/uploads/2022/02/5FBC1766-03AA-4887-8535-671841F66251-e1644904226420-800x600.jpeg)
焚き火の火口に使えるフェザースティックの作り方を習いました。
右利きの場合、ナイフを持っている右手を固定し、左手で木を引いていきます。
3種類の切り方を学び、実際にヒノキの板をバトニングして、削っていきます。
ナイフの動かし方に慣れてくると、なんとなく削れるようになってきます。
ただ、もっと長く削りたい。
そんな思いが、湧き出てきます。
手先だけで削ろうとすると、可動域が短いので短いフェザーになってしまいます。
フェザーは薄く削れば、火口になる。厚く削れば、火種にもなります。
これらをミックスしてフェザーを作ると、効率よく焚き火を起こせます。
世界一美味しいマシュマロの焼き方
![marshmallow](https://irodori-blog.net/wp-content/uploads/2022/02/CB873669-7203-4BFA-94EA-566C6CD61FF8.jpeg)
マシュマロは、熾火になったところで焼くのが一番です。
赤い火では、一瞬でコゲコゲになっちゃいます。
やっしさん曰く、外カリ!中トロッ!ふわっ!が最高に美味しいタイミング。
![marshmallow](https://irodori-blog.net/wp-content/uploads/2022/02/48661CFD-300B-4FBE-B7B3-C1EDB0D0812C.jpeg)
美味しそうな焼き色がついたマシュマロを持ち上げると、
カポッと外側が外れて持ち上がり、
中は、芯が少し残るくらいがベストだと。
いつもは、子どもたちのおやつのマシュマロ焼きも、今日は大人ばかり。
こんなに熱心にマシュマロを焼いて楽しむ、大人の時間は素敵でした。
まとめ
![snow](https://irodori-blog.net/wp-content/uploads/2022/02/60D7A903-0652-4359-A5DF-9C7A954F512A.jpeg)
今回は、三浦靖司さん(やっし)に学ぶ大人の焚き火ワークショップの体験談をまとめました。
直火ならではの、ロングファイヤーを体験し、実際に焚き火でご飯を炊いてみました。
焚き火には、悪条件と思える、地面の濡れや雪。
火を起こして、維持していく方法を学びました。
火起こしに使うフェザースティックの削り方も教えていただきました。
また積もった雪をかき分け野草を探し、実際に食す貴重な経験ができました。
キャンプやアウトドアで、学びをちょこっと取り入れるだけで、もっともっと楽しくなります。
やってみたい気持ちが膨らんだときには、プロに遊び方を学ぶのも楽しい遊びです。
皆さまの素敵な日々にイロドリ を。
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