ブッシュクラフトLIFEWORKでは、読者の皆さまのアウトドアライフにイロドリを!をテーマに、
アウトドアインストラクターアシスタントである筆者の体験レビューを、丁寧に解説し、楽しく遊ぶ提案をしています。
ブッシュクラフトとは、森の生活技術を応用したアウトドアの遊びのことです。
テントがなくても、野外で宿泊ってできるの?
タープを使って野営するタープ泊があるよ!
最初はテントなしで本当に一夜を過ごせるのかと、不安になりますよね。
アウトドア歴2年の子連れキャンパーの私もそうでした。今ではテント泊もしますが、タープ泊も楽しんでいます。
しっかりとした事前準備を行い、キャンプ当日を迎えれば、落ち着いてタープ泊を満喫することが可能です。
- タープ泊をしてみたいと思っている方
- 子連れキャンパーで、タープ泊はしばらく無理だと諦めている方
- ワイルドなキャンプスタイル、ブッシュクラフトキャンプをしてみたい方
- 少ない荷物で野営をしたい方
タープ泊の魅力は、自然を思いきり感じながら過ごせること!
この記事を読むと、タープ1枚で気軽にキャンプに出かける方法がわかります。
ソロキャンプのイメージが強いタープ泊ですが、ファミリーでもできる!
子どもと寝床を分けることで、タープ泊も可能です。
魅力いっぱいのタープ泊だよ!
自然の中で目覚める非日常のタープ泊を経験し、テント泊との違いを楽しんでくれる方がもっと増えたら嬉しいです。
この記事を読むとこんなことがわかります
- タープ泊の始め方
- 子どもと一緒にタープ泊を楽しむ方法
- 焚き火の横で一夜を過ごす方法について
ブッシュクラフトLIFEWORKの運営者
アウトドアインストラクターアシスタント
小学校サバイバルレッスンゲストティーチャー
危険生物対策アドバイザー
タープ泊とは、タープで屋根と壁を作って過ごす宿泊スタイル!
テント代わりにタープ1枚を使い、屋根と壁を作り野営する、タープ泊。初めてするには、少し勇気がいるかも知れません。
テント泊より、ちょっとワイルドな宿泊スタイルだね!
タープの下には風や雨をしのげるためのスペースができるため、快適な睡眠環境を作ることができます。
テントよりも開放的で自然に近い感覚で過ごすことができるため、アウトドアの醍醐味をより感じられるのがタープ泊。
ちょっと無骨なイメージがカッコいいよね
テントを持っていかないので、少ない荷物でワイルドにキャンプができるね!
それで、テントなしでどうやって寝るの?
寝る時は
- 地面にマットを敷き、地べたに寝る。
- ハンモックに寝る。
- コット(アウトドア用の底上げベッド)に寝る。
自分の好きなスタイルで楽しめます。
タープ泊は、テントのようにクローズできないから寒くないのかな?
意外に冬でも、暖かく寝れちゃうんだ!
タープの入り口付近で焚き火をしながら眠れば、焚き火の熱が、タープ内にぽっかぽか!
夏の焚き火は、湿気を含んだ空気をカラッとさせてくれ最高。
冬の焚き火は暖かい空気がタープ内に篭り、実はテントの中より暖かく快適。
タープは、屋根だけがあるイメージを想像する方が多いと思います。
ところが、入り口を閉めてテント風にできるタープ設営方法もあります。
たった一枚のタープでどの季節も過ごせるんだね!!
タープ泊というと上級者の楽しみ方と思うかもしれないが、実はタープはテントよりも歴史は古く、かつては野営といえばタープが当たり前だった。つまりそれだけ実用的で役立つものだということだ。
著者:荒井裕介 タープワーク(2021年)誠文堂新光社 P,5
お気に入りのテントでテント泊も楽しいけど、自分で野外で宿泊するスペースを新たに作り出す楽しみがあります。
タープ泊のメリット
それでは、なぜタープ泊がオススメなのか、魅力ポイントを紹介します。
- 荷物がコンパクトになる
- タープの形を自由自在に変え、環境にあった張り方ができる
- 焚き火のそばで寝れるため、暖かく快適
- 自然との一体感を感じ、開放感がある
- 寝る直前まで焚き火を眺め楽しめる
- 設営、撤収が早い
- 現地での時間をのんびり過ごせる
こんなにいっぱいメリットあるんだね!
初めは不安に感じるタープ泊も一度経験すると、いつしか魅力に取り憑かれ、虜になってしまうかも!
タープは、テントのようにフレームがないので、とてもコンパクトになります。
立木を使えば、ポールも不要。公共機関移動のキャンパーさんにもピッタリですよね。
タープ泊は、目覚めたら、森の中。
自然と自分の間に壁がないので、自然との一体感をより身近に感じることができます。ちょっとワクワクしてきませんか?
タープ泊デメリット
いいとこ尽くしのタープ泊にもいくつかデメリットもあります。
- 野外には虫がいるので、虫対策が必要
- 激しい風と雨の場合は、雨水が入り込む可能性がある
- 天候に左右される
夏場は蚊取り線香をたいておいたり、蚊除けのメッシュを使えば、安心、快適です。
私はこれを購入!リーズナブルで、ネットだけのフレーム付きソロテントです。
道具を増やしたくない方は、タープの入り口で焚き火をすれば、虫除け対策にもなります。
意外にも夏の夜より、秋の夜に蚊に刺されることが多かったなぁ。
夏の焚き火は暑いと思いがちですが、空気がカラッとするので、適度な焚き火は最高!
虫除けにコレも使っています!
タープ泊は天候や環境によっては快適なキャンプを楽しめないこともあります。 そのため、キャンプ場や周辺環境を事前に確認して、必要な装備や対策をしっかりと準備することが大切です。
テントも同様ですが、強風は大敵!
タープ泊を始める前のステップアップで、不安解消!
「タープ泊をしてみたい!」と思って、いきなりタープを一枚持って野外に出かけるのは、正直不安すぎますよね。
そこで、宿泊前の流れを簡単にご紹介していきます。
キャンプ経験者で、普段使っているものがあれば、購入せずにそれをまず使ってみることをお勧めします。
キャンプも未経験、道具がない!そんな方は、こちらの記事にギュッとまとめているので、参考にしてみてくださいね。
タープを張るためには、ロープとタープの基本的な張り方を覚える必要があります。
- ロープの張り方
- タープの張り方
を、公園や緑地などで練習してから、当日を迎えるのが安心!
デイキャンプの持ち物は、宿泊しない分荷物もコンパクト
道具類は別記事に、調理用、タープ用、刃物類とまとめてあります。
◇夏場におすすめなタープの張り方
ロープは、「リッジライン」と呼ばれている地面と並行にロープを張る方法を最初に覚えるのが、ポイント!
そのロープにタープを吊り下げ、タープを張ります。
基本となるこのリッジラインを張る方法を動画も合わせて紹介してるので、まずはこれをチェック。
リッジラインを張ったら、タープを吊り下げて張ります。
詳しい張り方はこちらから↓
◇春、秋、冬の季節におすすめなタープの張り方はこちら
タープの張り方は、居住空間が広く確保できる、ダイヤモンド張りがおすすめです。
張り方の手順は、こちらの別記事をどうぞ。
タープ泊は、はっきり言ってどこでもできます。
広い芝生のフィールドのキャンプ場であっても、ポールを使ってタープ泊は可能です。
ただ、タープ泊ならではの、立木を利用してタープを張ることはできないので、林間サイトがあるキャンプ場をおすすめします。
一度行ったことのあるキャンプ場なら、安心ですが、行ったことのない場所は、事前にリサーチしておきたいですね。
▶︎おすすめキャンプ場を今すぐ知りたい!(クリックして飛べます)
ここまでできたら、タープ泊当日が楽しみですね!
居ても立っても居られない場合は、自宅の物干しを使ったりして、家の中でロープワークの復習をしてみると、テンションも上がりそうですね!
タープ泊に最低限必要な道具
ここでは、照明や調理道具を省き、寝るためだけの道具を紹介します。
- タープ、ペグ、ロープ
- グランドシート(防水シート)
- マット
- 寝袋
- 寝袋が燃えないように、ウールやコットン素材で上にかけるもの
- ウールの毛布
テントには、ポールやロープがセットになっていますが、タープはタープ本体だけで付属品なしで販売しているものも多いです。
そのため、タープを張るためのロープやペグを忘れずに持っていく必要があります。
ブッシュクラフトを楽しむ方々には、ペグも落ちている枝で自作して作ったりする方もいますが、まずは、工程を減らすためにペグを持参することをおすすめします。
最初は、手軽にスタートしてみよう!
丈夫なペグと思ったら、鍛造ペグがベストですが、1本当たり約39g!と軽量でタープ泊におすすめなペグがこちら。
高強度で軽量と、口コミでも評価が高いです。軽すぎて大丈夫かな?と最初思いましたが、すっかり手放せなくなり、愛用しています。
ロープは、タフグリッドの「パラコード」と呼ばれる、軍用としても採用されている、パラシュートコードであるロープを使っています。
ロープは、検索してみるといろいろ出てきますよね。
このタフグリッドのパラコードは、ミニタリーでも採用される強度です。
耐荷重は、340g!!!
一般的なパラコードと呼ばれるものは、ロープの中に7本のコードが入っていますが、タフグリッドは、11本です。
名前の通り、タフな感じ伝わってきますよね。
これだけロープの中にコードが入っているので、ローブの結び目が解けやすいのが、嬉しいです。
タープを撤収する時もストレスなく安心だね。
おすすめタープは、雨に強いアクアクエストが一番おすすめ!
使用しているタープは、安心の耐水圧と綺麗な縫製のアクアクエストです。
耐水圧が10,000mmもあるディフェンダーシリーズを愛用中。
おすすめは、車移動なら、最高レベルの耐水圧のディフェンダーの3mx3m。軽量化重視であれば、サファリの3mx3mがおすすめです。
いきなり商品ページを見てしまうと、タープのサイズや種類が豊富にあって、どれを選んだらいいのか迷うほど。
筆者おすすめのアクアクエストについて、もっと知りたい方は、詳しく掘り下げて書いてあるこちらの記事をご参考にどうぞ。
「他にはどんなタープがあるの?」
「色々知ってから選びたい。」
そんな方は、ぜひこちらの別記事を参考にどうぞ!
タープの素材解説から、10種類のブッシュクラフトスタイルに合うタープをご紹介しています。
グランドシートは、オレゴニアンキャンパー
寝る時に一番下に敷くシートであるグランドシートはオレゴニアンキャンパーを使っています。
Lサイズなら、ノーマルサイズの寝袋がきちんと収まるサイズ感。
防水性が高いシートがおすすめです。
厚手なので、多少の石があっても、穴あきの心配なくガンガン使える!
その他ブッシュクラフトキャンプを始めて、揃えた道具をご紹介しています。「こんな道具はこんな時に使えるんだ〜!」と知っておくだけでも違うので、よろしかったら参考にどうぞ。
▶︎タープ泊に役立つギアがもっと知りたい!おすすめ道具をみてみたい
【ソロキャンプ初心者必見】初めてのタープ泊!当日のスケジュール例
少しでも初めてのタープ泊がイメージしやすくなるように、当日のスケジュール例をご紹介します。
イメージしておけば、サクサク動けそう!
準備しておいた荷物を持って現地に到着した後は、こんなふうに過ごしています。
- ポールを使わずに設営したい場合は、林間エリアがおすすめ
- 周辺に立木があり、風が吹き込んでこない場所を選ぶ
- できるだけ平らな場所を探す
まずは、タープの設営からスタート。
風を正面に受けないように、周辺環境を確認しながら、タープを張ります。
タープを張るために2本の木と木の間にロープを張りたい場合は、先程のロープワークの動画を参考にどうぞ!
木と木の間に地面と平行になるようにロープ(リッジライン)を張ったら、そのロープからタープを吊ります。
これは、横から見た様子ですが、こんな風にタープを折り曲げて、座る場所を作ることも可能です。
ロープからタープを吊り下げて張る「リーンツー」という張り方です。
詳しい張り方は別記事に記載しているので、ご興味ある方は、どうぞ!
かっこよく見えるけど、意外と難しくないのが1箇所を固定して上から吊る「ダイヤモンド張り」です。
この張り方に一目惚れでした。
3方向からの雨風を凌げ、安心感のある張り方で、タープ泊はこればかり活用しています。
張り方を別記事で詳しく解説しています。
その他のタープの張り方もこちらで紹介しているので、「タープって他にどんな張り方があるの?」
と興味がある方は是非どうぞ。
タープを設営したら、タープの正面に焚き火をする場所を決めておきます。
持ってきた薪や焚き付けがあれば、集める必要はありませんが、
自然環境に落ちているものを拾って集め、焚き付けに使うのもワクワクしませんか。(キャンプ場の方に確認して、拾ったものを使用。)
火起こしに使う道具は、マッチでもライターでもOK!
ただ火起こし方法って、色々あるんですよね。
今まで使ったのことのなかった、金属の棒を削って火をつけるファイヤースターターや、太陽光で火起こしをする方法など、複数知っているとその場にあった最適なものを選べます。
知っていたら、いざという時にも役に立つよね。
余裕が出てきたら、焚き火も楽しみたいですよね!
私は、これを使っています。太くて、長くて持ちやすいものが、初めてでも着火しやすいファイヤースターターです。
マグネシウムより発火点が低いフェロセリウム製は、火花が飛びやすく使いやすいです。
火起こし道具は、サバイバルレンズや火打ち石など面白そうなものがいっぱい!
火起こしの過程自体をのんびり楽しんでみたい方は、火起こし道具を別記事にまとめています。
焚き火は、目的に合わせて薪を組むことで効率良く強い炎を生み出すことができます。
そんな薪の組み方バリエーションにこだわりたい!もっと知りたい方は、マニアックな焚き火の方法も合わせてご紹介しています。
自分の好きなスタイルで食事を楽しみます。
直火ができるキャンプ場で、直火クッキングを楽しみたい方は、簡単にできるポイントを解説しているので、参考にどうぞ。
焚き火料理には、ダッチオーブンが本当に便利です。車移動で重量に気にならないなら、ステンレスよりダッチオーブンが、絶対美味しく仕上がります!
どんな風にして過ごすかは、皆さん次第ですよね。
私は、焚き火を見ているのが、とにかく好き!
暖をとるための焚き火の場合は、足した太い薪に炎がうつったのを確認してから、眠ります。
焚き火不要の場合は、追加の薪は入れないようにします。
キャンプ場では、体をずっと動かしているので、眠くなってから眠りにつくまでが早い気がしませんか。
ゆっくり休んで、エネルギーチャージしましょう!
どんなに太い薪を入れても、燃え尽きてくると薪と薪の間に隙間が出き、熾火になってしまいます。
2~3時間して熾火になっていたら、細かい枝や焚き付けを入れて、炎の状態にしてから薪を追加して眠ります。
熾火になっていたら、焚き付けを入れて、「フーフー」すると、メラメラしてきます。
火が消えてしまっていたら、再度火起こしをして、朝食をいただきます。
焚き火の片付け方法は、それぞれのキャンプ場での指示通りに、キレイにしましょう。
撤収は、設営の逆をします。
テントの撤収よりずっと早いので、撤収時にも時間のゆとりがあるのが嬉しいですよね。
こんな風な骨組みのタープ泊に、自分がしてみたいことを追加すれば、充実した時間を過ごせそうですよね。
最初は時間がかかるかも、慣れればタープはすぐ張れるよ!
タープ以外のことも網羅し、解説しているブッシュクラフトキャンプの始め方は、こちらを参考にどうぞ!
季節に合わせたタープ泊の寝床の作り方
タープの中は一体どうなっているのかを、ここから説明していきます。タープ内は、寝床と荷物置き場です。
寝床の準備は、季節を問わず基本的には同じですが、特に冬場は、ハードルが高くなり不安な気持ちもいっぱいではないでしょうか。
寒さ対策はしっかりしておかないと、体調を崩してしまったり、危険がいっぱいです。
今回は、ギア紹介をしながら、春・夏・秋と冬に分けて、簡単に寝床の作り方をご紹介します。
春・夏・秋のタープ泊の寝床の作り方
夏場は、虫除け対策をしっかりすれば、快適だよ!
虫除けスプレーも忘れずに!しておきましょうね。
暑がりさんは、寝袋なしでタオルケットのようなもので大丈夫ですが、森の中の朝は意外と冷えるもの。私は、寝袋にしっかり入って、暑くなったら、ファスナーを開ける。足を出す。などと体温調整をしてぐっすり眠っています。
季節によっては、朝晩の冷え込みがあるので、ブランケットがあるとかなり便利です。
ブランケットは、化繊よりウール素材が燃えにくくおすすめです。冬場は、必須になるので、年中タープ泊をしたい場合は、お気に入りの一枚があると良いですよね。
ちょこちょこ買い足していたら、道具も一通り揃ってきました。ブッシュクラフトの基本的な道具を知りたい方は、こちらを参考にどうぞ。
冬場のタープ泊の寝床の作り方
冬は一体どうやって寝てるの?
グランドシートの上に、厚手のウールブランケットを敷いてるよ!
マイナス5度でも焚き火あれば、タープ泊ができることを身をもって体験してみました。
冬のタープ泊は、焚き火があれば快適!
冬場を快適に過ごすには、冬対応の寝袋、マットを利用し、焚き火で暖をとりながら寝ます。
12月のキャンプで、私は冬対応のR値3.9のサーマレストプロライト女性用を使用しています。
女性用は、168cmとサイズが小さいので、
身長が高い方は、183cm あるサーマレスト プロライトプラスR値3.2がおすすめです。
単純にR値の数字が大きくなればなるほど、冬対応になります。
バルブが大きく、空気を口で入れるのも簡単で、収納サイズもコンパクトです。
ただ、穴開きの不安がありましたが、サーマレストで5年保証!
5年使えれば、十分だと考えて私はサーマレストプロライト女性用を購入しました。
パタパタ折りたたむZライトソルなどの銀マットをお持ちなら、2枚重ねれば、断熱効果アップ。重ねて使えば、さらに安心ですね。
私は、本当に寒さに弱いので、安心快適に眠るためには、多少高価でも、寝袋はいいものを選びました。
羽毛で軽く、防水透湿性がある、オーロラライト素材。
NANGAの国産ブランドで、羽毛が減ったら、追加してもらうサービスや永年保証がある安心感から、これを選んで使っています。
夏場の高原キャンプでも、上にかける布団として重宝しているので、年間を通して、半分以上は活躍してくれています。
冬のタープ泊に役立つ防寒対策を別記事にまとめているので、気になる方はこちらをチェック!
タープ泊って、焚き火の横で本当に寝れるの?寝れます!!
焚き火の横は煙くないの?
意外にも、全然煙たくなかったの!
一度ぜひ体験してみてください。私は、ほとんどのタープ泊を焚き火の横で、実際に過ごしています。
煙はちょうど上に抜けていくので、地面スレスレで寝ていれば問題ありません。
ワークショップでUPIブッシュクラフト&ナイフインストラクターの越山さんから教えていただきました。
煙が傾斜をつけたタープに沿って出ていきます。そして、輻射熱がタープ内に溜まりポカポカになります。
ストーブを入れていないテントよりずっと暖かいタープ泊は、衝撃的!
テントも暖房器具もなくて大丈夫。タープと焚き火があれば、少ない道具で冬が越せる!そんな魅力的なのがタープ泊です。
寝るときは、ロングファイヤーを活用
ロングファイヤーとは、太くて長い木を利用し長い時間、火を維持できる焚き火のこと。
長時間燃やし続けるには、大きい燃料が必要になります。
寝相が悪くて火の方に転がっていっちゃったらどうしよう?
大きな木をストッパーとして火と自分の間に置いておけば、大丈夫
焚き火の横で寝たい方におすすめな焚き火の組み方、ロングファイヤーを詳しく別記事で書いてるので、参考にどうぞ!
子どもと一緒にタープ泊体験談
食事が終わり、寝る2時間くらい前になったら、寝床の準備を開始。風向きを考え、風を遮る方向に、タープを追加して張ります。
今回のキャンプでは、アクアクエスト(3mX3m)のタープを2枚使用。グループで宿泊するためにタープとして張りました。
雨が降っても水が流れるように、追加のタープを下から被せるようにして張ります。
山は、お天気が変わりやすいので、念のためが大事だよね
グランドシート(防水シート)を敷き、寝袋、寝袋をカバーするものを上にかけ完成です。
タープ泊は短時間で、寝床の確保ができるので、慣れてくるとやはりテントより断然ラク!と感じるようになりました。
寝床を分けてキャンプ:大人はタープ泊。子どもはテント泊。
私は毎回2人の子どもと一緒にキャンプしています。
子ども達のためだけのテントを張り、ぐっすり眠れる空間を作っています。
タープ泊では、暖をとるために焚き火の横で寝ます。
ところが、就寝時間が早い子どもたちは、大人が楽しくおしゃべりしているとなかなか寝つけないので、ぐっすり眠れるようテントを用意し、子どもだけの空間を用意。
子ども達だけの秘密基地になるテントは、最高の隠れ家。
声の聞こえる距離にいれば、お互いに安心ですよね。
そしていつかタープ泊に興味を持った時、みんなでタープ泊に移行したいと思っていました。
外で毎回気持ち良さそうに寝ている私をみて、ついに子供たちが、「私も外で寝たい!」と。
ついに1年越しでファミリータープ泊デビューをしました!
同じ楽しみを子どもと共有できるようになり、さらに楽しいアウトドアライフになりそうです。
プチ贅沢な大自然体験!タープ泊のエピソード
タープ泊の幸せに感じる瞬間は、朝。
目覚めた瞬間が私は大好き!!
地べたスタイルで、マットを引いて寝起きに寝袋の中から、動画を撮ってみました。
目覚めて、外。そんな体験は今までで初めて。
なんだか野生に生きる気分。
もう感動で胸いっぱい!!
夜は、焚き火で暖まりつつ、燃えている炎に癒されながら、深い眠りにつけます。
パチパチする音をリアルに聞きながら寝られるなんて、最高の贅沢!
心地よく過ごすために、火のありがたみを感じずにはいられません。
焚き火と一緒に寝れば、冬も安心。
寒さに弱い女子にも、タープ泊はおすすめだよ。
翌朝起きると、すぐ横に地面があり新緑の葉をつけた木々が立ち並んでいます。
ちょこんと自然の中にお邪魔しているような不思議な感覚。
雨がしとしと降っている音や、近くを流れる川の音が聞こえてきます。鶯の鳴き声も。
静かな朝には、いろんな森の音が聞こえてきます。
この自然との一体感を、心と体で感じる事ができるように思います。
息を吸ったり吐いたりしなくても、いるだけでマインドフルネス。そんな森の中の感覚が好き。
こうしてタープ泊が大好きになり、すっかり夢中に!
感じることは人それぞれ。自分だけの発見がきっとあるはず!
タープ泊に興味がある方も、今初めて知った方もぜひ一度体験してみませんか?
初心者でも安心!タープ泊ができるおすすめキャンプ場3選
タープ泊にオススメなのは、林間エリアのあるキャンプサイトです。
直火ができてもできなくても、タープ泊が体験できる場所は、たくさんあります。皆さんのおすすめの場所があれば、是非コメント欄を通して教えていただけると嬉しいです。
ロケーション抜群!山梨県浩庵キャンプ場(直火可)
富士五湖の1つである本栖湖畔にある浩庵キャンプ場は、直火ができる予約可能なキャンプ場。
ゆるキャン△にも登場し、旧5千円札、旧千円札の裏側の富士山の景色を望める、絶景の場所です。
浩庵キャンプ場の様子を詳しく知りたい方はこちらを参照。
魅力的な林間エリアの山梨県本栖湖キャンプ場(直火不可)
浩庵キャンプ場の対岸にある本栖湖キャンプ場もおすすめです。
こちらは、ほぼ全体が林間でフリーサイトで、予約なしのキャンプ場。
そのため、場所を選べる自由度が高いです。
マナーが問題で、直火は禁止になってしまったのが残念ですが、焚火台を持ち込めばOKです!
周辺アクティビティーも多いので、キャンプ場を拠点に山に登ったり、カヤックをしたり、湖ダイビングをしたり、夢中になれそうです。
国立公園内でリフレッシュ!長野県ライジングフィールド軽井沢(直火可能エリアあり)
長野県の軽井沢駅から、車で10分の距離にある上信越国立公園内のキャンプ場です。
林間エリアには、野営フィールドとブッシュクラフトフィールドに分かれていて、ブッシュクラフトフィールド内のみ直火可能となっています。
そのほかに芝生エリア、コテージや電源付きサイトなど広いフィールド内は、いろんなキャンプスタイルが楽しめる場所になっています。
シャワーや洗濯機、売店、近隣に源泉掛け流し温泉もあり、設備が充実しているキャンプ場で、どこもキレイです。
レンタルも充実してるから、万が一の忘れ物も安心!
実際にブッシュクラフトフィールドでキャンプをした様子を別記事にまとめています。ご興味のある方はこちらからどうぞ!
キャンプの新しい楽しみ方!タープ泊で非日常を満喫しよう。
テント泊のイメージが強いキャンプですが、タープの下で眠るタープ泊というワイルドなスタイルの宿泊方法をご紹介しました。
おすすめのタープは、耐水圧が高く、自分に合った重量のものをセレクトできるアクアクエストです。
まずは、ロープの張り方とタープの張り方をしっかり頭に入れておきましょう。
ロープをテンションをかけて張る方法を1種類でいいので、覚えておくと、安心!
一番簡単で、スピーディーに張れるダイヤモンド張りの張り方の詳細はこちらからどうぞ。
まずは、デイキャンプで練習してみましょう
タープ泊の良さは、
- 自然との一体感を楽しめる
- 荷物の軽量化
- 焚き火の横で寝れる
テント泊とはまた異なった魅力がたっぷりです。
初心者むけブッシュクラフトキャンプの始め方を1泊2日の流れで紹介しています。
実際どんな風に過ごしているのか、詳しく知りたい方は、こちらを参考にどうぞ。
タープ泊に必要な道具は、キャンプ経験者なら、スクエアタープとロープです。タープ選びでお困りの方は、こちらの記事を参考にどうぞ!
ソト遊びのバリエーションを増やし、焚き火の季節を楽しんでみませんか。
それでは、皆さまの素敵な日々にイロドリを。
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