短時間の焚き火に最適!ティピー型焚き火の作り方と活用方法を解説

ティピー型焚き火の組み方
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ブッシュクラフトLIFEWORKでは、読者の皆さまのアウトドアライフにイロドリを!をテーマに、
アウトドアインストラクターアシスタントである筆者の体験レビューを、丁寧に解説し、楽しく遊ぶ提案をしています。
ブッシュクラフトとは、森の生活技術を応用したアウトドアの遊びのことです。

リフレッシュにちょっと焚き火がしたいな〜

そんな時は、ティピー型の焚き火が便利だよ!

今回は、短時間で効率よく燃焼できるティピー型焚き火の組み方を紹介します。

ティピー型とは、ワンポールテントのような円錐の形に枝を組む薪の組み方のことです。

  • デイキャンで、ご飯だけ作りたい
  • 焚き火の炎に癒されたいけど、時間が限られている
  • 焚き火の色々な組み方を体験してみたい

そんな方へピッタリな、ティピー型で焚き火を楽しんでみませんか?

この記事を読むとこんなことがわかります

  • ティピー型に組む焚き火の特徴
  • ティピー型に薪を組む方法
  • ティピー型の焚き火を使った活用方法
この記事を書いている人
ムスカリ

ブッシュクラフトLIFEWORKの運営者

アウトドアインストラクターアシスタント

小学校サバイバルレッスンゲストティーチャー

危険生物対策アドバイザー

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ティピー型に薪を組むとは?

ティピー型焚き火
円錐の形に小枝を組んで作ったティピー型に組んだ焚き火

ちょっと大きめだけど、こんな円錐型に薪を組めば、ティピー型だよ。

見た目もカッコいいね!!

ティピーとは、アメリカインディアンの平原の民族が利用する移動式居住の言葉で、スー族の言葉で「住居」を意味する言葉です。(Wikipedia 参照)ティピとも表記されます。

アメリカインディアンの住居ティピーは、円錐形になっていてこの形と同じように、薪を積み上げる焚き火の形をティピー型と呼びます。

この焚き火の形を、ティピー型以外にも「山形」「合掌型」「円錐型」とも呼びます。

最近では、ティピーテントまたは、ワンポールテントと呼ばれる、ポール1本で比較的簡単に設置できるテントも、さまざまなメーカーから販売されていますね。

確かにティピーって言葉、キャンプ用品で、よく聞くよね〜!

円錐形に組まれた焚き火は、そのカッコよさからもイラストや写真であちこちで使われています。

まさに、ザ・焚き火!って雰囲気だね!

今回は、テントではなく、その円錐の形に焚き火を組む、焚き火の組み方を紹介していきます。

ティピー型に薪を組む、焚き火の特徴

ティピー型焚き火
ティピー型の中央部分が燃え始めた様子

焚き火なんて、火がついじゃえば、同じじゃない?

そう思うよね。それがね、それぞれ特徴があるんです!

ティピー型焚き火には、4つの特徴があります。

  • 短時間で効率良く燃焼できる
  • 炎が上に上がるので、すぐに大きな火柱が立つ
  • 燃え尽きるのが早い
  • 炎で素早く調理できる

上昇気流で、炎が上に上がっていくので、火力が一気に上昇していきます。

焚き火らしい、焚き火な感じがしちゃう!

炎がまっすぐ上に上がる焚き火になるのが、このティピー型焚き火の特徴です。

早く効率よく燃えるので、燃料が燃え尽きるのも早いのがティピー型の焚き火

勢いよく燃えてしまった後も焚き火を継続したい場合は、燃料を足していけば大丈夫ですよ。

ティピー型焚き火の組み方

ティピー型を組むところから、熾火になるところまでを動画にまとめてみました。

円錐型に木を並べればいいんでしょ?

そうそう!やってみると意外に難しいけど、慣れると楽しい!!

円錐形に枝を組むのは、子どもも大人も一緒になって楽しめます。

STEP
薪を集める
太さ別に薪を並べてた様子

太さ別に分けて、薪を集めます

STEP
円錐形を組んでいく
円錐型に薪を組んで作るティピー型焚き火

一番細い木の枝(鉛筆の芯くらいの太さ)を中央に、円錐に組み、その外側を2番目に細い木(鉛筆くらいの太さ)の枝で囲んで行きます。

そのあとは、マジックくらいの太さの木の枝。

その後は、ポスカくらいの太さの木の枝・・・というふうに、組みます。

円錐形の内側が細い枝、外側が、一番太い枝になるように、組んでいきます

この時、1箇所だけ火をつける場所を開けておきましょう!

STEP
焚き付けとなるものを、中央部分に入れる

落ち葉や、松ぼっくり、細い木の枝、何本か作ったフェザースティックなどを入れます。

STEP
フェザースティックに着火

火口(ほくち)となるものに着火します。

フェザースティックの詳しい削り方を知りたい方は、別記事を参考にどうぞ。

▶︎初心者必見!フェザースティックの削り方を徹底解説

STEP
中央の空いている場所に、火をつけたフェザースティックを入れる
STEP
炎が上がってくるので、すぐに触らず見守る
ティピー型の中央に、火がついたフェザースティックを入れました。

モーラナイフジャパン公式インストラクターである越山哲老さんは、ワークショップの中で

炎の2倍の高さになるまで、火をいじらない!

とおっしゃっていました。

じっくり待っていると、炎が大きく上がり、いじっても温度が下がらないくらいになりました。

ティピー型焚き火には、太さの異なる薪を、いっぱい集めましょう

中央の焚き付けが燃え、火力がアップしていきます。

ティピー型焚き火の活用方法

短時間の休憩で焚き火を焚いて、次の目的地に移動、なんて大冒険に、ぴったりな焚き火スタイルです。

映画や、小説の挿絵なんかにも出てくるのは、このティピー型焚き火のイメージだったり、しませんか。

そんな大冒険、してみたいなぁ〜〜

ここでは、アウトドアで実際に活用できる方法を紹介していきます。

強火で素早く料理するのに、最適!

ティピー型の焚き火は、短時間で、バッ!と燃え上がります。

炎が組んだ薪の2倍の高さになって、安定したら、燃えている木を寝かせ、その上にフライパンを置いて料理ができます。

炒めたり、焼いたりするだけなら、パパッと食べれちゃいそうですよね。

他の焚き火の組み方と、組み合わせても使える!

ティピー型の焚き火は、他の焚き火の組み方と組み合わせて使うことができちゃいます。

写真↓のように、ロングファイヤー型の焚き火と組み合わせてみました。

ロングファイヤー型の焚き火の上に、ティピー型を組んで着火してみました。

ロングファイヤーとは、長くて太い木を利用して、長時間の燃焼が手軽にできる焚き火スタイルです。

ティピー型が崩れて、下に炎が移っていきます。

強い大きな炎を生んでくれるティピー型が、大活躍なんだね!

下に敷いてある太い木の枝にも炎が移り、全体の火力がパワーアップしていきます。

ロングファイヤー型焚き火について詳しく知りたい方は、別記事に詳しく書いています。

▶︎安定した長時間の焚き火を楽しむロングファイヤーの組み方、使い方を詳しく解説

ティピー型焚き火を焚き火台でやってみよう

これって直火じゃないとダメなのかな?

大丈夫!!焚き火台の上でもできるよ!

組み方は、直火だけでなく、焚き火台でも同様に組むことは、可能です。

直火ができなくても、お持ちの焚き火台を活用して、周辺に落ちている小枝を拾って組んでみては、いかがでしょうか。

手軽にできそうで、ワクワクしちゃうね!

ティピー型に薪を組んで、いつもと違う焚き火を楽しもう!!

ティピー型焚き火とは、円錐形に小枝を組み、焚き火をするスタイルです。

炎が真っ直ぐ上に上がり、見た目もカッコいいので、焚き火を囲んで過ごしたくなるティピー型です。

ティピー型焚き火をする際は、小枝をたっぷり集めておきましょう(意外にたくさん使います)

ティピー型焚き火の特徴は、

  • 短時間で効率良く燃焼できる
  • 炎が上に上がるので、すぐに大きな火柱が立つ
  • 燃え尽きるのが早い
  • 炎で素早く調理できる
ティピー型焚き火を組んで、着火する方法
  1. 薪を集める
  2. 円錐形に小枝を組んでいく(内側に細い枝、外側に太い枝)
  3. 焚き付けとなるものを、円錐の中央部分に入れる
  4. 中央の空いている場所に、火をつけたフェザースティックを入れる
  5. 炎が上がってくるので、すぐに触らず見守る

こんな風に、直火で焚き火をしたいと思っている方におすすめな、直火のできる浩庵キャンプ場を紹介しています。

もうちょっと他の焚き火スタイルを詳しく知りたいなと、思っている方におすすめ記事はこちら。

料理にも、一夜を明かすにもバッチリ!なロングファイヤーの組み方、熾火(おきび)から炎への火の付け方も解説しています。

それでは、皆さまの素敵な日々にイロドリを。

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