焚き火で料理するのに慣れてくると、火のコントロール方法がだんだん分かってきます。
そうすると料理のハードルが下がり、色々挑戦してみたくなりませんか。
設営や薪拾いなど体を動かすと、お腹はペコペコ。
そんなとき外で食べるスイーツは最高です。
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焚き火の扱いに慣れてきた頃に最適な、焚き火スイーツはいかがでしょうか。
冷凍パイシートを使用して作る簡単アップルパイ!
手持ちの型がなくても、ダッチオーブンの底上げネットがあれば作れます。
ダッチオーブンでは、名前の通り家庭用オーブンのように上火、下火が調整できて、
ピザやパンを焼くことも出来る、便利な調理道具。
今回は、りんごが美味しい季節にぴったりのアップルパイの作り方を丁寧に紹介します。
焚き火を上手にコントロールし、ダッチオーブン料理のスキルアップを楽しんでみませんか。
アップルパイ作りの材料と道具について
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【アップルパイの材料】
・市販のパイシート
・卵1個
・煮りんご(りんご2個、砂糖大さじ3レーズン大さじ1を煮たもの)
必要な道具
- ダッチオーブン
- ダッチオーブンの底上げネット(詳しくはこちらを参照)
- クッキングシート
キャプテンスタッグの10インチダッチオーブンを使用しています。
- 重い
- 扱いが面倒
という理由で買うのを躊躇ったりすることもありますが、
- 10インチなら女性ひとりでも扱えるサイズ
- 焚き火料理が美味しくできる
- 深さがあるので、さまざまな調理法が可能
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ダッチオーブンは、アウトドア時間を充実させてくれるアイテム!
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ダッチオーブンのメンテや使い方をもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にどうぞ。
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焚き火でアップルパイの作り方
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事前に、りんごを好みの甘さで煮た、フィリングを用意しておきます。
焚き火が熾火になり、炭をたくさん使える状態にしておくことがポイントです。
中身は火が通っているので、表面のパイ生地にきれいな焼き色がつけば、完成です。
通常ダッチオーブンは、熱くしてから使います。
ところが、
・パイ生地を崩さないように、高さのある底上げネットを入れるため
・火傷防止のため
熱せずダッチオーブンにパイ生地をセットしてから火にかけています。
1、作るサイズを決める
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ダッチオーブンの底上げネットのサイズが、パイの底のサイズになります。
クッキングシートを引き、シートを折り、跡をつけておく。
パイ生地をのせた時にサイズが分かりやすいようにしておくためです。
2、パイ生地をのせる
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パイ生地を1枚のせたら、1で跡をつけたのを目安に、四隅をカット
ナイフは、モーラナイフのエルドリスを使用しています。
コンパクトで料理にもぴったりで、小回りがききとても便利です。
3、フィリングをのせる
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中央にこんもりするようにフィリングをのせる
外周は、縁取りする部分を空けておく
(※フィリングとは、中に詰める詰め物のこと)
4、パイ生地2枚目を切る
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2枚目のパイ生地を10本に切り分ける
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残り2本はさらに半分に切り、2つを合わせてねじっていく
最初に切った8本は、中央に互い違いにしてのせる
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ねじった生地をパイの外周にのせ、底部分と接着するように手で軽く押さえ、形を整える。
外周部分が不足するので、最初に切り落とした三角の部分を
細く切り繋げ、付け足せば、余りなく利用できる
5、卵黄を表面に塗る
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指の腹を使い、やさしく塗る
6、ダッチオーブンに入れ、焼く
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たっぷりの熾火を上下におき、約20〜30分焼く
焚き火でアップルパイを作るコツ
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一番大事なことは、炭をたっぷり作っておくです。
ダッチオーブンは熾火になっている上に置き、
蓋の上にも、隙間がないくらいたくさんの炭をのせます。
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個人的には、多すぎるんじゃないかと思うくらいの炭の量がベストです。
最初から強火では、焦げてしまいますが、
仕上げに焼き色調整のため、強火で炙ることもできます。
焼き色が足りない時に、有効です。
私が実際に作った時、炭の量が足りませんでした。
そのため、最後に大量の松葉を熱源に炙るようにして完成させました。
オーブンで最後に焼き色を付けるために、上火だけ入れるのと同じ要領です。
家庭用オーブンだったらどうする?を考えてみると、
火加減の目安のヒントになります。
パイ生地に火が通り、美味しそうな焼き色がつけば完成です。
時間はあくまでも目安です。
時々蓋を開けて確認することを、おすすめします。
まとめ
焚き火で作る料理は格別です。
火の扱いに慣れてきた頃にぴったりの、アップルパイの作り方を紹介しました。
りんごを煮てフィリングを作ったら、フィールドへ持って行き、
冷凍パイ生地を切り、卵を塗り、ダッチオーブンで焼きます。
材料も工程も非常にシンプルなので、
ご家族、ご友人と楽しんでもいいし、ソロキャンプのお土産もカッコいいですね!
焚き火を楽しむ季節に、ピッタリなスイーツ作り。
火をコントロールできるという、自信にも繋がります。
それでは、皆さまの素敵な日々にイロドリを。
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