- オールシーズン使えるタープを探している
- サーモタープって普通のタープとどう違うか知りたい
- 夏は涼しく、冬は暖かくは本当?
タープを調べていくと、色々あって決められない!!
全部使ってみるわけにはいかないから選ぶのが難しいよね。
今回は、タープの中でも珍しい裏表が別素材のサーモタープをご紹介します。
サーモタープの特徴は、裏面が断熱シートになっていること。
夏は断熱シートの面を上にして使えば、涼しく快適
冬は断熱シートを下にして使い、焚き火の輻射熱で暖かく快適
一年中タープ泊を楽しみたい方にとってはピッタリですよね!
本当にどっちのシーズンも快適なのか?
実際に通年を通して使い、快適さは実感。
さらに、タープ両端を結べばハンモックとしても活用できるタープなんです!
是非タープ選びの参考にどうぞ。
この記事を読むとこんなことがわかります
ブッシュクラフトLIFEWORKの運営者
アウトドアインストラクターアシスタント
小学校サバイバルレッスンゲストティーチャー
危険生物対策アドバイザー
ブッシュメンのサーモタープとは?
ブッシュメンは、ポーランドに本社を置く会社で、日本では代理店がタープを扱っています。
自然に溶け込むカラーと、高強度を出すために縫製にも力を入れて作られている魅力あふれるギアがいっぱい。
主にタープ泊、ハンモック泊を楽しむための道具を扱ってるよ。
タープの種類は2種類で、
- ウルトラライト
- サーモタープ
ウルトラライトは、その名の通り軽量化に重視したタープ。
快適に過ごせる工夫と、遊び心が満載で、持っているとワクワクするのが、サーモタープです。
人気のサーモタープはリップストップ生地と断熱シートの組み合わせ。
夏は涼しく、冬は暖かく過ごせる最高のサーモタープ。
通年を通して使ったけど、本当に夏は快適で冬は暖かく感じたよ!!
サイズ展開は3種類
- 3mx3m
- 3mx4m
- 4mx4m。
収納袋には持ち手がついていて、持ち運びも困りません。
公式YoutTubeでは、サーモタープの使い方だけでなく、周辺の石や枝を使ってタープを固定する方法を紹介しています。
見るだけでもタープの張り方の参考になり面白いよ!
BUSHMEN(ブッシュメン)は、世界最古の狩猟採集民族として知られる、南アフリカの先住民族サン人の通称です。彼らの自由な生き様に敬意を込めて、Bushmen travel gearの名に取り入れました。
ブッシュメン公式HPより引用
タープに入っている絵は、サン人が残した岩絵をモチーフにしているとのこと。
ちょっとワイルドな感じのイラストで、かわいい!
ソロキャンプでタープ泊をするのに、小さすぎず大きすぎないサイズとして人気の3m x 3mのタープを実際に使ってみてレビューしていきます。
サーモタープを選んだ理由
今回サーモタープを選んだのは、やはり通年を通して快適に野外で過ごせるところがポイント。
快適といえば、コットン混紡の T/C素材に魅力を感じず決めきれない方も多いのでは。
ところが夏も快適、冬も快適なT/Cは、とにかく重い。
【タープの素材の簡単な違い】
ポリエステル製・・・軽量、防水効果が高い、焚き火で穴が開きやすい
T/C製(ポリエステル・コットン混紡素材)・・・重い、耐水圧低め、焚き火で穴が開きにくい
T/Cは重いから、公共機関やツーリングキャンプなどには、不向きと言われています。
実際にT/Cのテントを使用してますが、雨が降った時のT/Cはさらに重くなる。
T/Cでも焚き火の火の粉で穴は空きにくいけど、
残念ながら穴は空くのが現実。
どんなタープも消耗品ですからね。
少しでも軽く、快適に過ごしたい!
だけどT/Cは手を出せない。。。
そんな時は、通年を通して楽しめるブッシュメン、サーモタープが魅力。
雨が降った後も、ポリエステル製ならパパッと干せるけど、T/Cの後片付けは苦労してます〜。
ブッシュメン・サーモタープのスペック
今回はサーモタープの3種類のサイズはこちら。
サーモタープ3×3 | サーモタープ4×3 | サーモタープ4×4 | |
---|---|---|---|
サイズ | 3m×3m | 4m×3m | 4m×4m |
重量 | 750g | 1100g | 1350g |
収納サイズ | 26 x 13cm | 30 x 13cm | 30 x 13cm |
耐水圧 | 3000mm | ||
ループ数 | 19 | 19 | 26 |
素材 | 190Tリップストップポリエステル | ||
付属品 | 10mコード(1本) | ||
保証期間 | 2年間 | ||
価格 | 13,750円 | 15,840円 | 19,580円 |
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初めてなら、3mx3mが汎用性があり、おすすめ!
私もブッシュクラフトの師匠から教えていただき3mの正方形タープを購入。
張り方のアレンジが楽しめるサイズ感は大満足。
実際にワークショップなどで出会うブッシュクラフト好きのみなさんは、ほとんど3mx3mを使っている感じ。
そのサイズが基本で、他のサイズも使ってるという方が圧倒的に多い印象。
ハンモックにしか使用しないよ!という場合は、4mx3mまたは、4m x4mがおすすめです。
対角線にタープを使用すると、ハンモックの上下がはみ出してしまうことも。
タープは大きすぎると、風を受ける影響も大きくなります。
大は小を兼ねないと考えておきたいところ。
サイズのご相談があれば、お問い合わせから、お気軽にどうぞ!
サーモタープ8つの特徴
それではブッシュメンのサーモタープの特徴をつ紹介していきます。
- 夏は涼しく、冬は暖かく快適
- ループが19箇所でアレンジ自在
- 耐水圧は3000mmで安心
- リップストップ素材で裂け防止
- サイズ展開は3種類
- カラーはオリーブと迷彩2種類
- エマージェンシーシートとして活用可能
- 即席ハンモックとして使える
夏は涼しく、冬は暖かく快適
裏面が断熱シートなのがいちばんの特徴です。
断熱シートは銀マットのような銀色。
夏場は、銀面を太陽に向けるように張れば、熱を反射してくれ通常より涼しく過ごせます。
冬場は、銀面を内側に向けてタープを張ることで、熱を内側に籠らせ暖かさがタープ内でキープ。
この熱を輻射熱といい、暖かく過ごせます。
この断熱シートは本当に効果があったよ!!
いずれも実際に夏場、冬場ともDDタープと張り比べて体感を感じてみましたが、全然違うのを実感できました。
耐水圧は3000mmで安心
雨の日の傘は、耐水圧200mm~500mくらいが標準。
耐水圧の簡単な目安
- 小雨・・・耐水圧500mm
- 通常の雨・・・耐水圧1,000mm
- 強い雨・・・耐水圧1,500mm
アウトドア用テントでも1500mmを超える耐水圧がほとんどな状態です。
耐水圧3,000mmは通常の使用なら、十分に効果を発揮してくれ安心ですね!
リップストップ素材で裂け防止
リップストップとは、格子状に織り込まれた生地で、高強度でほつれにくいのが特徴です。
それゆえアウトドア用品にはよく使われいる定番素材。
ビリッと裂けてしまっても、広がりにくくストップするようにできているリップストップ。
軽いのが特徴です!
丈夫で軽いのは、タープとして最高。
ループが19箇所もありアレンジ自在
ループはこれだけあれば、十分!
ループの数
3m x 3m、3m x 4mのタープ→19箇所
4m x 4m→26箇所
たくさんループがあれば、引っ張りたい方向にタープを引っ張り、テンションをかけることができるので、多いと使いやすいです。
ループ数は、DDタープと同じだよ。
裏側はこんな感じ
ちなみに私がいつも使ってるアクアクエストは17箇所だった!
ちなみにそれでも十分快適に過ごせてます。
ループは3mタープなら17〜19あればOK!
- 他のタープも気になる
- アクアクエストも迷っている
という方は別記事で詳しくレビューしてるのでご参考に!
>>愛用者が語るアクアクエスト本気レビューはこちら(別ページへ飛びます)
サイズ展開は3種類
サイズは3種類あるので、自分のキャンプスタイルに合ったものを選べます。
サイズと、サイズ選びのガイドにしてくださいね!
3m x 3m ソロキャンプ入門者の基本のサイズ
3m x 4m ハンモック泊をするなら必要な長さ
4m x 4m ハンモック泊や、2人でのタープ泊に最適
タープ購入は、目的を考えてから選べば、OKだね!
カラーはオリーブと迷彩2種類
無骨系タープに欠かせないオリーブとカモ(迷彩)の2色展開です。
オリーブは、グリーン強めの自然に溶け込みやすいキレイな色。
タープの縁取りとループは、ブラックのテープを使用しています。
自然に溶け込むタープの定番カラーだね
エマージェンシーシートとして活用可能
裏面が銀色の断熱シートになっているので、体に巻けば体温を逃さないように保護できます。
使用時は、銀色側が内側になるようにして使います。
実際にエマージェンシーシートにくるまってみました。(上記写真)
確かに暖かい!!
巻いた瞬間から体の熱が外に逃げないので、非常時はくるまって使用することも可能です。
タープを2枚お持ちの場合は、寒い時は、寝袋の外に巻きつけたりして活用もできそうですね!
即席ハンモックとして使える
タープを半分に折り曲げて、端を結べば、なんと即席ハンモックになります!
【体験談】サーモタープを実際に使ってみた!
夏の暑い日に、タープといえば王道とも思われるポリエステル製のDDタープと張り比べ。
夏場 断熱シートを外側にしてタープ設営
冬場 断熱シートを内側にしてタープ設営
夏場は、サーモタープに入った瞬間から体感温度が全然違いました!
夏場、ポリエステル系のタープだと暑いから、重いけどコットンとポリエステル混紡のT/C素材にしよう!と思う方もいらっしゃるはず。
だけど、T/Cは本当に重いから断念してる方にはぴったりなタープ。
また年中タープを使う方で、荷物を増やしくない方にも最適。
冬場は、タープ前で焚き火を経験。
輻射熱でさらに暖かく快適だったよ!!
耐熱シート、侮れないすごい素材
また、サーモタープは、なんて言っても無骨でかっこいい!!
今回使用したタープは、表はオリーブ色、裏は断熱シートのシルバー。
縁のテープやループは黒でしまっていて単色タープよりメリハリがあるカラーリング。
袋もタイトすぎないので、出しやすくしまいやすいのが嬉しい。
ミシン好きな私が好きなのは、タープ外周のステッチが3周もしてあること。
縫製がしっかりしていないと解けてきて自分で補修しないとですが、2周ステッチは一般的でも3周は珍しい!
メーカーの本気が感じられます。
ソロキャンプの時のお気に入りのタープの張り方であるダイヤモンド張り。
一点を釣り上げて、底辺部分をペグダウンしたら完成で、ロープも1本あればできるタープ設営。
裏面が断熱シートなので、持ち運びにガサっと音がするけど、特に気にならず。
タープのループもちょうどいい長さなので、ロープや木の枝をストッパーにしてトグルとして使う場合もストレスフリー。
ダイヤモンド張りの詳しい張り方説明は別記事で紹介しています。
開放的なリーンツーの張り方はこちらの別記事からどうぞ。
サーモタープのメリット・デメリット
- 夏は紫外線を反射し涼しく快適
- 冬は輻射熱を利用し、暖かく快適
- ループがたくさんついていて、自由度が高い
- カラーも無地、迷彩とあるので好みで選べる
- タープ収納袋がタイトすぎないので、しまいやすい
- 軽量で持ち運びしやすい
- タープを張った時シワになりやすい
- 断熱シート面の中央にループがない
1番の魅力は、1つのタープで、季節に合わせて張り方を変え快適に過ごせること。
ナイロン・ポリエステル系のタープと比較して夏場、タープ下の温度が違ったし、
輻射熱で、冬はより暖かさをキープできる優れものというのは、本当でした。
実際にタープを初めて購入するときは、ここまで考えないで、
- 形
- 色
- サイズ
- メーカー
など選ぶポイントは人それぞれだと思います。
最初からこのタープの存在を知って購入できればラッキー。
いつも使っているタープがあるけど、より快適さを求めたいから、購入される方も!
実際にブッシュクラフトをガチで楽しんでいる方々と、アウトドアスクールのお仕事で出会いますが
何枚目かのタープでブッシュメンのサーモタープを使っている方もいらっしゃいます。
タープはテントと違って、コンパクトだから2枚持ちもそんなに負担ない!
異素材の組み合わせでできているので、どうしても素材のテンションが違いしわができやすいです。
デメリットといえば、これくらいしか思いつかない。
シワがあったら絶対に悪いわけじゃない。
雨水がたまらないように、シワがあっても雨が下に流れていくような縦のしわだったら全然OK。
そんなにピンピン張らなくても大丈夫。
ピント張りすぎると風を受けた時に遊びがないから、タープが飛ばされやすいこともあります。
ちょっと遊びがあるくらいがなんでもちょうどいい塩梅だとか。
実際そこまで気にならないので、ご安心を。
サーモタープがおすすめな人・おすすめしない人
タープは色々あるけれど、サーモタープが向いている人、向いていない人を主観的にまとめてみました。
サーモタープが向いている人
- オールシーズン快適にタープ泊を楽しみたい人
- ハンモック泊を楽しみたいと思っている人
- 非常時エマージェンシートとして活用できるので備えておきたい人
- タープはすでに持っているが、違いを実感したい人
- 寒さに弱いパートナーと一緒にキャンプをする人
- 複数タープを所有していて、贅沢だけどグランドシートとしても活用したい人
サーモタープが向いていない人
- タープのシワがとても気になる人
- タープ以外の装備で、冬場の防寒対策はバッチリな人
- 夏場は暑いから、タープも張らない強者
ソロキャン用のタープについてもっと色々知りたい方は、タープ10種類を別記事で詳しく紹介しています。
ご参考にどうぞ!
SNSでの口コミ・評判
一年中楽しむなら、サーモタープ推し!
夏は涼しく、冬は暖かく過ごせる耐熱シートの効果は抜群で、年中快適に過ごせるサーモタープ。
一枚持っていると、エマージェンシーシートにもなり活用の幅が広がります。
サーモタープの特徴はこのつ↓
- 夏は涼しく、冬は暖かく快適
- ループが19箇所でアレンジ自在
- 耐水圧は3000mmで安心
- リップストップ素材で裂け防止
- サイズ展開は3種類
- カラーはオリーブと迷彩2種類
- エマージェンシーシートとして活用可能
- 即席ハンモックとして使える
納得できるタープ購入ができますように〜
もっとタープについて知りたい方は、素材別に全10種類のタープを紹介している別記事をご参考にどうぞ。
それでは、皆さまの素敵な日々にイロドリを。
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