ブッシュクラフトLIFEWORKでは、読者の皆さまのアウトドアライフにイロドリを!をテーマに、
アウトドアインストラクターアシスタントである筆者の体験レビューを、丁寧に解説し、楽しく遊ぶ提案をしています。
ブッシュクラフトとは、森の生活技術を応用したアウトドアの遊びのことです。
キッチン周りのグッズを、すっきり整頓したいな〜!
手作りで収納袋を作ってみるのもいいよね!
ユニフレームのクッカースタンド450と料理用トングを、一緒に収納する袋を作りました。
キッチン五徳とトング入れのシンプルな長方形の収納袋の作り方を解説します。
直線縫いで作れるため、非常にシンプルな作り方です。9号帆布を使用し製作してみました。
ぴったりのサイズ感で、一緒にトングも収納できるようになっています。
ご自身のアイテムに合わせて袋のサイズを変えられるように、詳しく計算方法を紹介。
クッカースタンド活用法と収納袋の作り方を詳しく書いていきます。
自分だけのオリジナルが作れると、整理整頓も楽しくなるし、ギアも大事にすることでキレイな状態を保てますよ〜!
ブッシュクラフトLIFEWORKの運営者
アウトドアインストラクターアシスタント
小学校サバイバルレッスンゲストティーチャー
危険生物対策アドバイザー
ユニフレームクッカースタンド450について
ユニフレームのクッカースタンド450は、本来ガスバーナーの上に置き、不安定なガスバーナーの五徳をサポートするためのです。
これが直火で大活躍すぎるんです!
お友達に教えていただき、私も購入しました。
太めの木を二本並べた上に閉じた状態でクッカースタンドを置き、お鍋を置けます。
砂地では掘って焚き火を起こし、その上にクッカースタンドを置けばバッチリ。
全長45cmで、ソロなら、お鍋やフライパン、ケトルと3つくらいのせることが可能。
大きいダッチオーブンも安定して置けるので、ファミリーキャンプでも大丈夫。
こんな形で使える大活躍のクッカースタンド。
一緒に使うトングとセットにして置くと、現地に忘れず持っていけます。そこで、この2点をセットで収納するための袋を作ることにしました。
ユニフレーム クッカースタンド450スペック
ユニフレームクッカースタンド450 | |
---|---|
サイズ | 使用時:約54.5×16.5×13.5(高さ)cm (ゴトク下部約12cm) |
収納時:約45×16.5×2.5cm | |
材質 | ステンレス鋼 |
重量 | 約750g |
分散耐荷重 | 約20kg |
収納袋の材料
- 布地
- ミシン糸
- ミシン針(帆布を縫う場合は、厚地用のミシン針使用)
生地選びについてアドバイス
コットン生地、または、コットン&ポリエステルの強度がある生地がおすすめです。
クッカースタンドは重量約750g、それなりに重さがあります。
個人的にコットン100%の布の厚手の布が、おすすめです。
コットン100%は焚き火に強いので、(燃えないわけではない)安心して使えます。
その他コットン&ポリエステルの布でも、作れます。コットンと比較すると、洗濯時の乾きは早く値段的に少し安価です。
今回は、帆布を購入して作りました。綿100%素材です。
帆布はカラーバリエーションが豊富で、強度もあります。
キャンプ用品には、よく使用されているので、お持ちの方も多いのではないでしょうか。
実際に私が購入した帆布のお店は生地の森です。11号帆布ヴィンテージクラッシックカラーとカジュアルカラーを組み合わせています。
どの色も魅力的で、色選びは随分迷いました。
伝統織物が生まれ”繊維の街”で知られている静岡県浜松市で作られています。
帆布を縫う前に知っておきたい2つの注意点
帆布は、アウトドア用としてガンガン使えますが、次の2点を事前チェックしておきましょう。
- 購入する生地の厚さをチェック!家庭用ミシンでは11号帆布までが縫える一番厚い部分をチェック!
- 生地の重なりは、帆布3枚か4枚までに収まるようにする(3枚が安心!)
家庭用ミシンで縫うことができる目安は、11号帆布です。
帆布の厚さは号数で表記され、数字が大きくなるほど厚くなります。
製作はスムーズに進めたいですよね!!
次に、自分が作ろうとしている作品の完成までの道のりをイメージしてみます。
2枚の生地を合わせるだけなら、問題ないのですが、
そこに、持ち手をつけたり、ループを作ったりとオリジナルな部分を付け加えると、どうしても重ねて縫う部分が増えてきます。
2枚の生地を縫うことは、簡単ですが、
この重なりが4枚、5枚となると、針が折れたり、ミシンが故障する可能性があります。
今回実際に作ってみて、3枚重なる部分までが、キレイに縫えました。
4枚重なると縫えるのですが、縫い目の感覚が均等でなくなってしまいました。
そして、今回5枚重なる部分があり、縫えません。
ミシンの針が刺さらず、異常な音を立てて止まってしまい、自動を止めて自分の手で回してみようと思っても、硬くて回らずお手上げ状態。
なので、どうしても縫えなかった部分、縫ってません。。。
この失敗を是非活かして、自分のオリジナルアイテムを作る時には、生地の重なりをしっかり頭に入れて、作ってみてください。
クッカースタンド&トング入れの作り方
裁断します(縫い代1.5cmを含む)
今回のクッカースタンドは
全長45cm厚さ約2cm幅16.5cm
それに全長約40cmのトングを入るようにしました。
完成形サイズは、
縦50cm X横20cm
袋のサイズ計算方法 (すべて同じ布で作る場合) 縦:五徳の全長+ゆとり4cm+縫い代4.5cm 横:五徳の幅X2+五徳の厚さX2+ゆとり3cm+縫い代3cm ※ゆとりとは、出し入れするときの余裕と、洗濯時の縮みを考慮しています (今回の様に色を変えて作る場合)切り替え部分の色が12cm出ます 【色面積の多い布】上記の黄色部分 縦:五徳の全長−12cm+ゆとり4cm+縫い代4.5cm 横:五徳の幅X2+五徳の厚さX2+ゆとり3cm縫い代3cm 【色面積の少ない布】上記のベージュ部分 縦:12cm+縫い代3cm 横:五徳の幅X2+五徳の厚さX2+ゆとり3cm+縫い代3cm ※12cmの箇所を変え、好みの幅に調整して作ることが可能です
ちょっとした工夫で自分好みのアイテムに!
手作りすると、あったらいいなを形にできるのが楽しいです。
袋の中に一緒に使うトングを入れるスペースを作ってみました。
一緒に使うものをまとめておくと、どこいったの〜?ってことがなくなり、ストレス軽減になります。
トングや五徳を入れやすいように、袋の口の折り返し部分は外側へ折り返し、縫っています。
新生児の下着のように内側にストレスをかけないようにすることで、トングや五徳が引っかかりません。
アイディア自体は良かったです。見た目もイメージ通りでした。
ところが帆布の重なりが厚すぎて、縫えないところができてしまい失敗しました。
次回帆布で製作するためのいい勉強になりました。
なので同様の生地で作る際は、三つ折りではなく、ジグザグミシンを掛け、外側に折り返してください。
9号帆布より、薄い布で作成するのもいいですね。
小さなループをつけ、引っ掛けられるようアレンジも自由。
細長いものを収納するのにベースになるシンプルな作り方なので、
強度がある布なら、ペグパックにもなりそうです。
ご自身の使い勝手のいい様に作れる楽しさが、ハンドメイドにはあります。
まとめ:収納袋を帆布で手作りしてみよう
今回は、ユニフレームのクッカースタンド450とトングを入れる収納袋の作り方を紹介しました。
直線だけのシンプルな作り方で、難易度も低くチャレンジしやすいです。
帆布を使うときは、
- 帆布の号数チェック!9号帆布は家庭用ミシンで縫えること
- 縫う生地の一番厚く重なるとこが、3枚〜4枚であること
を確認することで、スムーズに製作できます。
生地の重なりが5枚は縫えなかったので、私の失敗を参考にしてくださいね。
製作する上で、質問やわかりにくい点があれば、お気軽にお問い合わせいただけたら嬉しいです。
それでは、皆さまの素敵な日々にイロドリを!
ブッシュクラフトLIFEWORKの運営者
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