ブッシュクラフトLIFEWORKでは、読者の皆さまのアウトドアライフにイロドリを!をテーマに、
アウトドアインストラクターアシスタントである筆者の体験レビューを、丁寧に解説し、楽しく遊ぶ提案をしています。
ブッシュクラフトとは、森の生活技術を応用したアウトドアの遊びのことです。
野外で大人も子供も楽しめることってないかなぁ?
それなら、バウムクーヘン作りはどうかな?
アウトドア料理の写真などでみる事はあっても、実際にバウムクーヘンを作ったことのある方は少ないはず!
今回は軽量不要、ホットケーキミックスを使ったバウムクーヘンを3時間かけて焼いた作り方をご紹介します。
- 野外で失敗しないでバウムクーヘンを作りたい方
- 大人数で楽しみながら過ごせるアクティビティーが知りたい方
- バウムクーヘン作りの基本が知りたい方
時間はと〜ってもかかるけど、最高の思い出になりそうです!
この記事を読むとこんなことがわかります
- 焚き火で作るバウムクーヘンの作り方
- 時間をできるだけ短縮して作るポイント
- バウムクーヘンの芯を竹を使って作る方法
ブッシュクラフトLIFEWORKの運営者
アウトドアインストラクターアシスタント
小学校サバイバルレッスンゲストティーチャー
危険生物対策アドバイザー
ホットケーキミックスで作る!バウムクーヘンの作り方
バウムクーヘンのクーヘンは、ドイツ語で「ケーキ」の意味。
カットすると年輪のような断面が美しいバウムクーヘンですが、何層も薄く生地を重ねて作るので、その工程は思っていた以上にお時間がかかります。
実際に作ってみて、焼き時間だけで約3時間!
もう美味しくないわけがないw
初めてのことで段取りに時間がかかりましたが、一回一回焼く手間は時間との勝負。
子どもは一回生地をつけたら、すぐに飽きちゃうので、大人の忍耐力で完成されたバウムクーヘン。
10回以上、『生地をつける、焼く』を繰り返し作っていくうちにコツを掴んでいくのも面白い!
とにかく時間に余裕がない方には絶対におすすめできません。心と時間に余裕がある時だけね。
そうは言っても、一度作ってみる価値はある手作りバウムクーヘン!
時間はかかるけど、一層一層積み重なる感動はたまらないよ。
ご興味のある方には、ぜひお試しくださいね。
材料は、ホットケーキミックスを使っています。どこのスーパーでも手に入りやすいので、材料探しは簡単!
バウムクーヘンの材料
- ホットケーキミックス600g
- バター150g
- 牛乳400ml
- 砂糖100g
- 卵4つ
- サラダオイル
バウムクーヘン作りに必要な道具
- ボウル(大)
- ボウル(小)
- 泡立て器
- ヘラ
- バット
- アルミホイル
- 竹(または、ホームセンターに売っている紙でできた筒でもOK)
- 軍手、革手袋
紙でできている筒を芯に使う場合は、全体をアルミホイルで巻くので、ホイルの量は多めに用意してくださいね!
自宅で行う下準備はないので、材料さえ忘れなければ大丈夫。
バウムクーヘンの芯となる竹の調達と事前準備
今回は、バウムクーヘンの芯に使う竹をいただくことができました。
竹が手に入らない場合は、ホームセンターで購入した紙でできた筒を使用しましょう。
全体をアルミホイルで包めばOKだよ!
今回バウムクーヘンは20cm〜25cmくらいを想定。
芯として、3mくらいの竹を用意するイメージで考えてみました。
大きいけど、持ち手が長いから熱くならないよ!
いただいた竹が長いので、適当な長さでカットしました。
竹には節があり、熱することで中の温度が上昇し、割れる危険性があります。
そのため、ほんの少し節がある部分数カ所に切り込みを入れておくと安心です。
(切込は、以下の写真を参考に↓)
節でボコッとしない箇所を選びます。
オイルを塗った上に、アルミホイルを巻き付けます。ホイルがパカッと開いてきちゃうので、この後両サイドを紐で結んで固定。
ここまで準備ができたら、あとは生地を作って焼くだけ!
キャンプで作る!バウムクーヘンのレシピ
実際に生地を作る前にしておく2つの作業はコレ。
- 溶かしバターを作る
- 牛乳は常温に出しおく
こうすることで、油分と分離せずに
お日様の当たるところに置いたり、暖かいところに置き溶かしバターを作ります。
3月でまだ肌寒いので、スキレットを熱で温めて、その上にバターを入れたボウルを置き、溶かしました。
スキレットは蓄熱性がよく、バターを溶かすのにぴったり
まず卵を割り入れて、混ぜ、牛乳を加える。
次にホットケーキミックスを入れ混ぜる
最後に溶かしバターを入れる
水のようにシャバシャバした状態でなく、どろっとした状態がベスト!
水分は少しずつ
スプーンやヘラを使って、アルミホイルを巻いておいた部分に、生地を塗ります。
棒を回しながら生地を塗ります。
一番最初が一番塗りにくいけど頑張って!
下にトレイを敷くと、溢れても安心。
根気が必要です。。。
火から遠くなりすぎると、なかなか焼けないので試行錯誤しながらトータル3時間かかりました。
熾火が燃え尽きて無くなってくるので、十分な炭の準備が必要です。
とはいえ、3時間もかかるので、準備のタイミングが難しいです。
燃料も多めに必要です。
今回は落ちている太い木を使い直火で焼いているので、とてもワイルドなバウムクーヘンです。
最後は焦げ色を全体にまんべんなくつけるように、焼きました。
焦げたところもありますが、全体的にきつね色で、おいしそう。
焼いている間は、終始いい香り〜♪
乾燥しないようにホイルやラップでくるみ、冷まします。
冷めずにカットすると崩れやすいので、もう少しだけ我慢。
バウムクーヘンの際で、竹をカット。
油を塗った竹には、ホイルが巻いてあるので、スポッと抜けます。
3時間かけて作ったから、みんなで感動しちゃった〜!
大人のゲンコツぐらいの大きさで、食べ応えがあるバウムクーヘンの完成!
カットしてみると、ちゃんと層になり年輪ができていました。
焼き色や厚みのムラはありますが、それがリアルでいい味を出しています。
カットする時は、薄くて長いナイフを使うと、形が崩れにくよ。
みんなで協力して、作ったバウムクーヘンは、もったいなくて全部食べれない子どもたちも。可愛すぎる!
バターのふわっと濃厚な香りと甘い味がお口の中に広がって大満足のできあがり。
ところどころ、お愛嬌で、ジャリっと砂が混じっていましたが、それも野外ならでは!
お時間がある週末に、お友達家族と協力したりして、作って食べるには、ピッタリです。
もちろん通年を通して楽しめますが、春・秋が一番おすすめ。
熾火の周りで長時間焼き続けるので、冬場は寒さ対策が必要。夏場はバターと牛乳の生地が痛みやすいので、保冷バックに随時しまうなど、工夫をして作ってみてくださいね。
焚き火を使ったバウムクーヘンの作り方のコツ
とにかく時間がかかるバウムクーヘン!
満足度は高いけど、もう少し短い時間で本当は焼きたい。
そこで実際に作ってみて感じたコツをご紹介します。
炭までの距離を近づける
赤い炎が出ていない炭の状態(熾火)で、バウムクーヘンを焼きます。
熱源からの距離が空きすぎると、なかなか表面が焼けないので、遠すぎず、近くて焦げない位置を狙って焼きます。
熾火の状態では、回していればすぐに真っ黒焦げになることはないので、ゆっくり回転しながら焼き加減を毎回確認してみましょう。
今回の自然環境の中では、
- 落ちている木をバウムクーヘンの棒の下に入れて高さを出す
- 椅子やダッチオーブンなどを活用
して高さを出して焼きました。
焼き時間短縮のためのポイント
時間をできるだけ短縮するために
- バウムクーヘンの生地をのせる範囲を広くとること
- 十分な熾火を用意しておくこと
- 大人数で交代しながら焼くこと
- 熾火とバウムクーヘンの生地をつけた棒との距離を近づけて焼く(熱を逃さない)
追加の水分の必要性
ボウルに作り置きした生地が時間が経ち、乾いてくるので、分量以外の牛乳が必要になってきます。
生地を棒につけた後は、その都度ラップをしておきましょう。
生地の水分が少なると、もったりとしてきます。
そうしたら、牛乳を適量足し、棒に塗りやすい硬さにしておきます。
野外でバウムクーヘンが作れる市販の道具をご紹介
あんなに苦労しなくても、お手軽に作れるアイテムがあるんですね〜!
もっとお手軽に作りたい方は、こちらを参考にしてみてください。
個性的な遊べる焚火台も面白いね!
LOGOS(ロゴス)くるくるクッキンググリル
バウムクーヘンはもちろん、塊肉をぐるぐるローストするために作られたくるくるクッキンググリル。
下味したチキンや豚の塊肉を焼き、焼けたところからスライスしてケバブみたいに食べたら美味しそう!
しかもくるくる回るのが自動ってすごい!!!
焚火台を1つ持っていて、遊び用として面白いグリルです。
スノーピーク 焚火台SR ST-021 キャンプ 焚き火台 snow peak
スノーピーク 焚火台は、コンパクトに折りたためソロ用焚き火台としても人気!
お料理好きな方には楽しい焚火台になりそうですね!
網は純正の網を使うとピッタリハマって、使いやすいとの口コミも。
重量があるので、風にも負けずどっしりとした作りは、さすがのSnowpeakで長く使える相棒。
購入を考えている方は、Amazonが2023年4月12日現在一番お買い得です。
大人数でワイワイ楽しみながら、バウムクーヘンを作ってみよう!
春休みの一大イベントとして、お友達家族と一緒に作ったバウムクーヘンの作り方をご紹介しました。
時間はめっちゃかかります。
しかしそれ以上の満足感がある野外でのバウムクーヘン作り。
いつか作ってみたいと思っているあなたの参考になれば嬉しいな
【バウムクーヘンの材料】
- ホットケーキミックス600g
- バター150g
- 牛乳400ml
- 砂糖100g
- 卵4つ
- サラダオイル
【バウムクーヘン作りに必要な道具】
- ボウル(大)
- ボウル(小)
- 泡立て器
- ヘラ
- バット
- アルミホイル
- 竹(または、ホームセンターに売っている紙でできた筒でもOK)
実際に作ってみて、こうしたらよかった!などご意見ありましたら、是非コメント欄からお気軽にお願いします。
私が実際に焚き火作ってみてよかった、おすすめスイーツは、アップルパイ。
こちらは、バウムクーヘンとは違って時間もそこまでかからないので、年中作れおすすめです。
それでは、皆さまの素敵な日々にイロドリを。
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危険生物対策アドバイザー
コメント
コメント一覧 (4件)
こんにちは
以前やってみたバームクーヘンを思い出しました。
焼き加減はバッチリだったのですが砂糖入れてなくて味今ひとつだったな〜
砂糖入れてまたやってみたくなりましたよ
衝ちゃん、こんばんは!
いつもコメントいただき、ありがとうございます♪
とても励みになり、嬉しいです。
焼き加減がバッチリってすごいですね〜!!
次回はぜひお砂糖たっぷりで(笑)
最近は、野草がニョキニョキ元気なのを見かけて何か作りたいな〜って思っているところで。
もしおすすめ野草スイーツがあったら、是非教えてください〜!!
スイーツじゃないけど、パウンドケーキの型に溶き卵に野草、チーズ、ミニトマトなど
混ぜて焼くのもいいですよ!
去年はノビルを入れてみましたが、いい感じでしたよ。
衝ちゃん、早速ありがとうございます〜!
パウンド型でオシャレですね。
手軽に作れそうなレシピとっても嬉しいです。ありがとうございます。
ノビルをまだ見つけたことがないので、まずは手軽に知ってる野草で試してみようと思います!!