ブッシュクラフトLIFEWORKでは、読者の皆さまのアウトドアライフにイロドリを!をテーマに、
アウトドアインストラクターアシスタントである筆者の体験レビューを、丁寧に解説し、楽しく遊ぶ提案をしています。
ブッシュクラフトとは、森の生活技術を応用したアウトドアの遊びのことです。
火起こしってどんな道具を使っているのかな?
「火がつけば良いんだけど、火がつくまでが、結構楽しい。」そんな気持ちになったことはありませんか。
火起こし方法は、色々あり、ロマン溢れるアイテムがいっぱいあるんです。
初めてのキャンプでは、着火剤+チャッカマンしか知らなかった筆者が、ブッシュクラフトに出会い、発見し感動した道具をご紹介します。
いろんな着火道具を知っていると、いつもの焚き火もバリエーションが増えます。その場の環境に合わせ、火起こししやすい方法を選ぶことができるようになります。
火起こしに役立つ道具を紹介するよ〜
- 火起こし道具って、どんなものがあるか知りたい
- いつもの火起こしに、ちょっと飽きてきた
- 火起こしにロマンを感じる。時間がかかっても自分で火起こししたい
どんなキャンプにも使えるアイテムなので、興味があるものを是非取り入れて楽しんでみてくださいね!
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この記事を読むとこんなことがわかります
- 持っていると火起こしに役立つアイテム
- 火起こし道具の簡単な使い方
ブッシュクラフトLIFEWORKの運営者
アウトドアインストラクターアシスタント
小学校サバイバルレッスンゲストティーチャー
危険生物対策アドバイザー
IMCO(イムコ)のライターは、ロウソクの様に点火できる優れもの!
IMCO イムコとは、世界ライターの基準を作ったオーストリアの会社です。100年以上の古い歴史があるライター、金属製造会社ですが、2012年にその幕を閉じましたが、日本の「拓製作所」がその技術を正式に受け継ぎ再スタートをしました。
非喫煙者なので、キャンプをする様になって、ライターを持ちましたが、そんな私でもライターといえば、Zippoという印象でした。
IMUCOはZippoより歴史が長いんだって〜!びっくり!
シンプルなオイルライターで、着火にとても便利なんです。
普通のライターにはない特殊な使用法も可能である。部品を一つ一つ簡単に分解できるため、ウィック(芯)が付属するオイルタンクを本体から完全に分離することができる。このタンクは直立するため、着火状態のままタンクを直立させることでロウソクのように使用できる。
Wikipediaより引用
ライターに使い慣れてない人は、火をつけて押さえているのが、意外と大変。
IMCOのライターは、オイルが入っている部分が取り出せるので、
ロウソクの様に手で持って、オイルランタンや火口に着火が簡単にできます。
チャッカマンの持ち手が短いバージョンという感じでしょうか。オイルは、ライターに使われるZippoオイルなどを補充すれば大丈夫!
真鍮製は、経年変化を楽しめるこだわり派には、たまらないですよね!
ちょっとリーズナブルなステンレス製は、凛とした佇まいで、こちらも素敵。
ロゴが入っていてかわいい!
100年以上前から、ほとんど作りは変わっていないというロマン溢れるライターで着火してみませんか。いざという時のために一つ持っていると安心ですよね。
ファイヤーライターズは、8分間も燃焼する着火剤で安心感抜群
一度火をつけると8分間燃える、スウェーデン製の便利なマッチ。
いつも頑張ってフェザースティックを作らなくても大丈夫だよ〜
「到着が思いのほか遅くなっちゃった!」とか「寒いから早く火をつけたいなー!」とかそんな時に、手軽に活用できますね。
YouTube動画でもよく紹介されていたり、今や田舎のホームセンターにも並んでいます。
コレを置いた上に炭を重ねておけば、炭にも火がつき、とても楽チン!
お値段も手頃なので、一度使ってみるのも楽しいかも知れませんね。
簡単だけど、実は使うのに何度か失敗もしちゃった〜〜
1本で十分なはずなのに、4本も使っちゃったんだね。
「火がついた!」と思い、上に枝を重ね過ぎて火が消えてしまいました。私のように酸素を遮断し過ぎないように、気をつけてくださいね。
ファイヤースターターは、パスファインダーが初心者にもおすすめ
「何度やっても上手くいかなかった」そんなご経験はありませんか。嫌になってしまう前に着火してみたいですよね!
そんな時には、大きな火花が出やすく持ちやすいパスファインダーのファイヤースターターがおすすめです。
マグネシウムだけでなく、フェロセリウムが含まれていることで、発火点が下がり、火花が飛びやすくなっています。
実際にストライカーで削ってみると、マグネシウムだけのファイヤースターターとの違いがわかるはず。
子どもでもバシッ!と大きな火花が出るので、夢中になりすぎるほど。
「ファイヤースターター買ったけど、イマイチ使えない。」そう思っている方は、ぜひこれを使ってみてくださいね。
ナイフがあれば、ブレードの背で着火ができる
ファイヤースターターのストライカーは、どこかに紛れ込んでしまったり、うっかり無くしてしまうこともあります。
小さい板だから、なかなか見つからないことも。
そんなときは、
ファイヤースターターを削るための板(ストライカー)の代わりに使える、ナイフが、1本あると便利です。
どんなナイフでも使えるわけではなく、
ブレードの背部分のエッジが立っているナイフであること
この条件を満たすものは、ストライカーとして使えます。
なので、メジャーなモーラナイフのコンパニオンは、残念ながら、着火できないんですね。
実際に私が使っている着火できるナイフは、こちらの2本。
モーラナイフ エルドリス スタンダードは、サブナイフにもメインにも!
小回りが効いて、フェザースティックも作れ、調理にも使いやすいエルドリスは、
「スタンダード」と表記されているものは、着火ができます。
「ライトデューティー」と表記されてるのは、モーラナイフコンパニオンと同様で、ナイフの背が丸くなっていて、着火はできないので気をつけてくださいね!着火はできないけど、ニュアンスカラーがすごくかわいいエルドリスライトデューティーです。
大人はもちろん、子供のファーストナイフとしてもおすすめです。我が家の小学生も使っています。
お子さんと一緒に使うときは、安全面に気をつけて下さいね。
ナイフのハンドルは握りやすい形状にできているので、付属のストライカーより、ずっと使いやすく感じたりもします。
モキナイフ Burg(バーグ)は、メインのナイフにぴったり!
着火だけに使うには、贅沢すぎるナイフですが、今回は、着火もできるということで、ご紹介します。
日本のファクトリーナイフとしてその名を世界に誇るモキナイフの作った、アウトドアに最適なパワーのあるナイフです。
ナイフの背を使い、エルドリス同様着火もできます。
着火できるナイフを予備として持つのも良いです。ただ、メインナイフを着火できるものにしておくと、臨機応変に使えて便利だと、購入してから感じました。
フルタングと言って、ナイフのブレードが、持ち手部分全体に貫通しているナイフなので、パワーもあり、重量もあります。
そのため、バトニングにも向いているし、チョップするのにも、活躍してくれます。繊細なフェザースティックも削れるので、幅広く野外で使える便利でカッコいいナイフです。
アウトドアが楽しくなる1本だよ!
チャークロスは、簡単キットで手軽に体験
チャークロスとは、炭化した綿の布のことです。このチャークロスに火花を飛ばしたら、その後ほぐした麻紐などにくるんで、空気を送り込むと炎が生まれます。
身近にあるもので簡単に作れますが、材料を揃えるのが大変だったり、すぐに作りたい場合は、こんなキットも販売されています。
麻紐は、普通のものを購入してほぐせば同じように活用できますが、こちらもほぐしたものが販売されていて、驚きです!
火起こしグッズも手軽に手に入るので、いろんな着火方法を楽しめそうですよね。
上記を購入しなくても、自分で揃えてチャークロスを作ってみたい方は、こちらの記事を是非参考に作ってみてくださいね!
ミニ扇風機で、令和の火起こしを楽しんじゃおう
焚き火に酸素を送り込むのには、「ふーふー」すればいいんですが、
- 長く息が続かない
- ピンポイントに空気を送りたい
そんな願いを叶えるべきアイテムは、便利なミニ扇風機。火吹き棒と同じ目的で使えます。
この扇風機を火床に向けて使うだけで、一気にパワーアップ!以前BBQをしていた時、隣にいた男の子が貸してくれ、その手軽さに感動しちゃいました。
また、焚き火の煙が自分の方にもくもく来た時に、煙除けとして一時的に使うこともでき意外と便利だったりします。
持っているなら、活用するのもいいよね!
サバイバルレンズで太陽光で火起こしは、親子でも楽しめる
サバイバルレンズとは、太陽光で火起こしできる厚みのある凸レンズのことです。
「TDC」とは、アメリカのライフルパーツメーカー。
虫眼鏡のレンズだけを取り出したような形で、虫眼鏡より厚みがあり、小さいけど、ずっしりしてます。
太陽光が短時間で集まりやすく、着火しやすくなっているんだね!
レンズ単体と収納用の小さな袋がついています。
レンズサイズは、LサイズとSサイズの2種類。
- Lサイズは、直径50mm
- Sサイズは、35mm
Lと言っても、このサイズなので、持ちやすくて気に入っています。
百科事典によると、太陽光を一点に集め火を起こす方法は、古代ギリシャや中国で行われていたようです。
お子さんがいるなら、太陽光で火起こしは、親子で楽しめること間違いなし!レンズ表面に傷がつくと光が集まりにくくなってしまうので、扱いはくれぐれも慎重に。
火打ち金・火打ち石を使って、ちょっぴり原始的な体験を。
火打ち石とセットで使うのが、火打ち金です。両方セットで持っていて、使える道具になっています。
鍛冶屋さんが作った火打ち石
鍛冶屋さんが作った火打ち石は、ねじれていたり、くるっとなっていたりと装飾としても美しさを感じます。
クッキーの型で抜いたような形の火打ち石もありますが、どちらも同じ火打ち石です。製造工程が違うんですね。
火打ち石のことを英語では、「フリント」と言うようです。
私は、下記で紹介するハドソンズベイの缶とセットになっている、「Cの字型」のを使っています。
最初は、石が削れるばかりだったのですが、何度か練習してみるうちに、火花を飛ばせるようになりました。
やってみると、夢中になれて楽しい!
火打ち石は、火花が出やすく厳選された石を使ってみよう
火打ち石って、買わなくてもどこかに落ちてるんじゃないの?なんて思っていました。
火花が飛びやすい石の種類っているのがあるんですね!
まずは、火打ち石として販売してるものを一度購入して、練習してみたり、石の観察をしてみるのがおすすめです。
とある日「あれ?これ火打ち石として使えるかも?」と思い、川原で拾った石を火打ち金で削ってみたら、なんと火打ち石として使えました!そんな偶然に驚きでしたが、使い方や石の観察は、火打ち石を見つけるための大きなきっかけとなること間違いないです。
一つ見本があると、勉強にもなるよ〜!
ハドソンズ・ベイ・カンパニーの真鍮ボックスファイヤーセットでロマンに浸ろう
ハドソンズ・ベイ・カンパニー(Hudson’s Bay Company, HBC)とは、1670年代、ビーバーなどの毛皮貿易のために設立され、現存する北米大陸での最古の会社です。当時作られていたという有名な真鍮のタバコケースのレプリカに入った、火の道具セットです。
博物館の収蔵を忠実に再現された真鍮の缶には、太陽光を集めて発火できる6倍のルーペがついています。マッチが発明される前は、太陽光で火をつけていたんですね!
今も変わらず使えるなんて、ワクワクが止まらない!!
【セット内容】
- ルーペ付きの真鍮のタバコケース
- 火打ち石
- 火打ち金
- 麻紐
- チャークロス
- 英語の説明書
火起こしに必要な道具がコンパクトにまとまっています。経年変化を楽しめる真鍮製がまた美しいです。
こんなロマンある道具を使って、焚き火をつける楽しみ。想像してみただけでワクワクしませんか。
道具を既に持っている方は、ケースだけ購入することもできるので、いいですよね。
お天気を見て、「今日はこれで火起こししてみようかな〜」なんて考えるのんびりとした時間が好きです。
弓切り式と切り揉み式火起こしキットで、古代の火起こし体験してみよう
手軽に古代の火起こしを体験できるキットが販売されています。
昔の人は、こんな火起こし方法を発見してすごいよね!
一度体験してみると、その難しさや、感動が忘れられません。
どちらか迷ったら、弓切り式が、おすすめです。キットで一度体験してみたら、天然の木をを使って、道具を作るところから火起こし体験を楽しむことができるかも知れませんね。
こちらは、切り揉み式火起こしキットです。両手を擦り合わせるようにして、火を起こす方法で、弓切り式より難易度がぐんと上がる火起こし方法です。
古代の火起こし用法は、とても繊細です。靴についている埃や砂なので、温度が下がり火がつかないこともあります。シートを引いて、靴を脱いで、手を動かすことに専念してチャレンジしてみる方法がおすすめです。
ソロでもファミキャンでも大活躍!火起こし道具10選のまとめ
火起こし道具として、知っておいたら便利な道具10選をご紹介しました。
いつもの焚き火に取り入れて、火起こしからゆっくりと時間を楽しむことで、焚き火時間の満足度も一気にアップしそうですね。
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自然環境に大きく左右される火起こしは、いくつか道具を持っていると安心感が違います。
その他ブッシュククラフトキャンプの基本的道具を詳しく知りたい方は、こちらの別記事を参考にどうぞ。
冬キャンプの防寒対策に必要なものをまとめています。気になる方は、チェックしてみてくださいね。
「ちょっとワイルドキャンプしてみたいけど、最初から不安で。」そんな方は、ガチじゃないブッシュクラフトキャンプの始め方を是非参考にご覧くださいね。
焚き火ライフを楽しむためのヒントになれば幸いです。
それでは、皆さまの素敵な日々にイロドリを。
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