冬キャンプを楽しむには、最高の季節。
しかし冬キャンプには、冬キャンプに対応するギアがないと、寒さだけで楽しさを味わえません。
ソト遊びしたいけど、道具がまだ揃っていなくて行けないことも。
そんな時は、ワークショップに参加して、学びの機会を作ってみてはいかがでしょうか。
ワークショップなら、最低限の防寒着があれば、身軽に参加できます。
また、自分スタイルで十分アウトドアが楽しい!と思っているアウトドア上級者にもオススメです。
プロに学ぶとその楽しみも一段と深くなり、新たな発見に気づけます。
楽しいアウトドア時間を、もっと楽しくする方法を知りたくなりませんか。
今回は、2022年2月に岐阜県美濃市で行われたワークショップ【講師:三浦靖司さん】
『冬は焚き火のベストシーズン!?ワンランク上の大人の火遊び』に参加した体験談を語ります。
三浦靖司さんとは?
三浦靖司さんは、一般社団法人KIDS GO WILD代表理事。
ブッシュクラフト講座や親子サバイバルキャンプなどを、西日本を中心に活躍されています。
また、Japan Bushcraft Schoolのオフィシャルインストラクターを務められている方です。
ムック本CAMPING SOLO(徳間書店)の特集記事で三浦靖司さんを知りました。
・子どもたちに技術や考え方を伝えたい
・非日常空間でパパ、ママをヒーローにしたい
そんな想いを紙面で読み、とても印象的に残っていました。
私自身、アウトドア歴1年、子を持つブッシュクラフト好きな母親。
自分1人だけじゃなく、子どもと一緒に楽しめることってどんなことがあるんだろう。
そんな想いから、いつか学んでみたいと思っていた憧れのブッシュクラフター。
ニックネームは、やっしさん。以後やっしさんと書かせていただきます。
やっしさんは、すらっと長身でカッコよく、優しい笑顔の持ち主。
説明も分かりやすく、5時間という長い間のワークショップも切り口を変えてテンポよく進めてくれ、時間を忘れるほど。
初めてのワークショップ参加でも、楽しい時間が過ごせることと思います。
こちらから開催予定ワークショップをチェックできます。
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直火だからできる!ロングファイヤーを楽しむ
焚き火台を使わずに、直火で焚き火。
2本の太くて長い木を利用し、焚き火するロングファイヤーを実践。
2本の木の中央部分を燃やします。
雪が解け、地面は雨が降った後のように濡れている状態。
どんな状況でも、火が起こせるようになる良い練習になります。
断熱効果に、たっぷりの笹の葉を敷いています。
そこに、細い木を何本か敷き、太い木を地面から浮かすようにします。
上から、小枝をたっぷり重ねます。
ちょっとした工夫で、雨にも雪にも対応できる火起こしができます。
火口に使用したのは、リップクリーム。
5mm程ナイフで削り、コットンに包み揉み込みます。
こうすると、火口としての燃焼時間がアップ!
会場には、やっしさんお手製の、キャンディーボールというものがありました。
コットンボールに、ワセリンを揉み込み、パラフィン加工してあるので、水にも強いとのこと。
元々のコットンの色なのか、とてもカラフルで、本当にキャンディーのようでした。
細い枝から、太い枝に徐々に火が移り、大きくなっていきます。
燃えるのは、木と木の接触部分。
木と木をたくさん密着させれば、大きな火になります。
木と木を離せば、小さな火になります。
火のコントロールがしやすいので、調理するのにも便利なロングファイヤー。
ダッチオーブンをのせ、ご飯を炊きました。
そこへ、やっしさん直伝の鶏めしの具を混ぜ込み、鶏メシの完成!
レシピも教えていただけ、絶対に作りたいキャンプ飯になりました。
野草探し
会場の周りは、前日からの雪で真っ白。
野草を探しに行くと歩き始めたやっしさん。
雪をかき分け、見つけたのはタンポポの葉。
細かく切り、スープに入れると美味しいとのこと。
タンポポの葉が食べれることに本当驚きました。
実際に、やっしさんが作ってきてくれたイノシシスープに
たっぷりのタンポポの葉とカキドオシをのせて、いただきました。
エグミもなく、あっさりで食べやすい。
オリジナルブレンドの野草茶をいただきました。
寒い日には、身体を中から温めることが大切と。
4種くらいがブレンドされていて、乾燥したタンポポの花も入っていました。
ドクダミも入っていて、甘みが出るとのこと。とても美味しいお茶で感動です。
色々な種類を集めるのは、難易度が高いので、まずは単体で野草を楽しんでみましょう。
ワークショップ参加後、春を待ち、実際にタンポポ茶を試してみました。
爽やかな緑とお花の優しい香りのお茶に感動でした。
手軽にできるので、親子で外遊びに簡単でオススメです。
タンポポ茶、タンポポサラダ、タンポポコーヒーの詳しい作り方はこちら
まだ乾燥タンポポは、できていませんが、できたら味を比べてみます。
そのほか、野草をいくつか紹介してくださったのですが、名前が覚えられなくて、ごめんなさい。
アウトドア時間を、もっと楽しくしてくれる野草。
一気に好きになりました。
身近にある野草を調べて、遊びの中に取り入れてみると楽しめそうです。
ナイフワーク
焚き火の火口に使えるフェザースティックの作り方を習いました。
右利きの場合、ナイフを持っている右手を固定し、左手で木を引いていきます。
3種類の切り方を学び、実際にヒノキの板をバトニングして、削っていきます。
ナイフの動かし方に慣れてくると、なんとなく削れるようになってきます。
ただ、もっと長く削りたい。
そんな思いが、湧き出てきます。
手先だけで削ろうとすると、可動域が短いので短いフェザーになってしまいます。
フェザーは薄く削れば、火口になる。厚く削れば、火種にもなります。
これらをミックスしてフェザーを作ると、効率よく焚き火を起こせます。
世界一美味しいマシュマロの焼き方
マシュマロは、熾火になったところで焼くのが一番です。
赤い火では、一瞬でコゲコゲになっちゃいます。
やっしさん曰く、外カリ!中トロッ!ふわっ!が最高に美味しいタイミング。
美味しそうな焼き色がついたマシュマロを持ち上げると、
カポッと外側が外れて持ち上がり、
中は、芯が少し残るくらいがベストだと。
いつもは、子どもたちのおやつのマシュマロ焼きも、今日は大人ばかり。
こんなに熱心にマシュマロを焼いて楽しむ、大人の時間は素敵でした。
まとめ
今回は、三浦靖司さん(やっし)に学ぶ大人の焚き火ワークショップの体験談をまとめました。
直火ならではの、ロングファイヤーを体験し、実際に焚き火でご飯を炊いてみました。
焚き火には、悪条件と思える、地面の濡れや雪。
火を起こして、維持していく方法を学びました。
火起こしに使うフェザースティックの削り方も教えていただきました。
また積もった雪をかき分け野草を探し、実際に食す貴重な経験ができました。
キャンプやアウトドアで、学びをちょこっと取り入れるだけで、もっともっと楽しくなります。
やってみたい気持ちが膨らんだときには、プロに遊び方を学ぶのも楽しい遊びです。
皆さまの素敵な日々にイロドリ を。
ブッシュクラフトLIFEWORKの運営者
アウトドアインストラクターアシスタント
小学校サバイバルレッスンゲストティーチャー
危険生物対策アドバイザー
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